俺の強さってなんなのかなぁ
飯が終わり、俺たちはベスの部屋に戻る。
てか、これって所謂同棲ってやつなんじゃ…いやいやいや、違う断じて違う、俺はベスを守るためにここにいる。そう、ボディガードとしては当然の結果…
「じゃねー!!」
「どうしたの?!いきなり?!」
声に出てしまった。てきとーに誤魔化すしかない。
「いやぁ、俺の強さってなんなのかなぁってさ」
「試してみれば?この王宮トレーニングルームっていう異次元空間に魔物飼ってるし。」
とベス。
「なんのために?!でもまぁ、ベスを守るためにここにいるのにベスを一人にするわけにもいかないし。」
俺はただ魔物にビビっただけだったのに、
「一緒に行くよ。私のことはタクトが守ってくれるし。」
結局行くことになった。
ーー数刻後
確かに扉にはトレーニングルームと書いてある。
「ここでいいの?」
俺はベスにきく。
「そうだよ。さぁ、入ろっか。」
ったく、俺の気も知らんで…
「でも、飼ってるんだとしたら倒さない方がいいんじゃないの?」
「飼ってるっていっても住み着いちゃっただけだから、へーきだよ。」
やはり無駄な抵抗だった。
中に入ると魔物ってのがたくさんいた。空を飛んでるコウモリみたいな奴から人のようなのもいた。
「あら、いらっしゃーい。あなた達をきたえてあげるわよー。」
コウモリが人の形になって言う。
「話が出来るのか、ちょうどいい。能力を知る訓練がしたいんだけど。」
俺は人の形になったコウモリに言った。
「なるほどねぇ。なら、イメージするのよー。俺はこれが出来るって感じにねぇ。」
なるほど、そういうことか。
「よーし、いっちょやっか!!」
なんで最後やる気満々なのか、それはまた次回~