俺の親父は生まれてすぐ死んだはずなんですけど…
「わが子よ、起きろ。この……の息子が雷くらいで気を失ってどうする」
なんだ?何か声が聞こえる。真っ白な世界の中におっさんが立って言っていたことらしい。だが俺の親父は俺が生まれてすぐ死んだはず…
「お前の中のわが力は封印してきたがこの世界に来てからお前はその封印を少しずつ解きだしている。いい機会であるからすべての封印を解こう。」
「あのぉ、大変申し上げにくいんですが、俺の親父は生まれてすぐ死んだはずなんですけど…」
よくわからないことを言っているおっさんに事実を告げる。
「そういうことにしていただけだ。お前の親父は死ぬわけがない。不死の神なのだからな。わが雷と風の力を使い大事なものを守るがいい。」
ほんとに訳が分からない。
「よくわからないのですが…あなたは風神か雷神か何かなのですか?」
「そんなものではない。われはローマの絶対神ユピテルぞ。お前はその息子だ。そろそろいけ。お前の愛する人が待ってる。」
まさか…俺がユピテルの息子だと…聞きたいことは山ほどあるがユピテルの姿は遠のいていく。代わりに元居た世界が見えてきた。音もよみがえった。
「決闘中に雷に打たれて死ぬとは悲しい奴だな…」
野村の声だ。まぁふつうそう思うよな…
「俺生きてるけど?」
俺はそう言って立ち上がる。なぜか次にやることはわかっていた。雷を呼びベスをとらえてる紐を焼き切り、風を呼びベスのさるぐつわを取りながら安全な場所へ運ぶ。
「……何をした?!というよりなぜ生きてる?!」
驚く野村…いや、周りも全員驚いている。まぁ、そうだよなぁ。俺も信じられないもんなぁ…だが俺は自分でも信じることのできない事実を告げる。
「俺はユピテルの子だぞ?雷で死ぬわけあるかよ。」
「何馬鹿なこと言ってるんだ?調子乗ってるとまじでころすぞ?いでよドラゴン!!」
まぁ、信じてもらえるわけないですよね。仕方ないやるか。俺は自らの中に封印されてきた武器を手に取る。この武器の名を俺は知っていた。雷の剣―そう、ケラウノソードだ。
「ドラゴン…ごめん、いくよ。」
俺はなるべくドラゴンを傷つけないように戦い始めた。
最後タクトの優しさ出てますねw
次回でこの決闘は終わるはずです^^;
進み遅くてごめんなさい




