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同棲から始める異世界生活  作者: ゆげん
17/28

どうしたのって今から2刻後じゃん?!

「ねぇ、タクト起きて。大変だから。」

翌日俺はベスの少し焦った声で目を覚ます。

「なんだよぉ、まだ眠いのに…」

眠い目をこすりながら言うと、ベスが何かを目の前に出しながら

「きっとこの間のやつ。果たし状出してきた。」

と訳の分からないことを言う。この前のやつ?果たし状?何のことだ?

「もー、とりあえずこれ読んでよ。」

と言われ、俺は差し出された果たし状?に目を通す。


ーよう!吉川君いや、ここではタクト君か。

 お前がどこいるかわからんからこうして果たし状を出させてもらうぜ。

 この間は帰っちまったから遊べなかったけど今回はたっぷり時間とってきたぜ。

 こっちの時間でウメの月14日午の刻に前会ったところで待つ。

 絶対に来い。  美少女をかけて戦ったやつー


果たし状にはこう書かれていた。なるほど。野村翔樹か…てかこっちに来てから時間とか日付とか気にしてなかったからわからんなぁ…

「こっちの日付とか時間ってどうなってるんだ?」

俺はベスに聞く。

「言ってなかったね。この世界には7つの月があってリンゴの月だけ53日で他が52日ある。ビワの月は4年に一度53日になるよ。順番はリンゴ、ビワ、ウメ、イチジク、ブドウ、アケビ、ナシになってる。そして時間は子丑寅卯辰巳午未申酉戍亥。これは向こうと一緒かな?それで今がウメの月14日の辰の刻。」

なるほど、そうなっているのか。365日は変わらないわけだな。うるう年もあるわけだ。んで、昔の時間と同じ数え方とするとウメの月14日の午の刻は今から4時間後か…

「って、えぇ!まじかよ!」

「どうしたの?いきなり?」

「どうしたのって今から2刻後じゃん?!」

俺はあまりの時間のなさに驚いた。そりゃそうだ。誰だっていきなり4時間後に決闘って言われれば驚く。とはいえそんなに長く驚いてはいられない。行きたくないが行く以外の選択肢はなさそうだ。

「ベスは待ってて。これは俺の問題だから。」

そう言って向かおうとしたとき、

「嫌だ、連れて行って。タクトが守ってくれるから大丈夫でしょ。」

ベスがさみしそうに言う。俺は迷った。今から戦いに行くわけであり、ベスを連れて行くのは危険が伴う。でも、ベスにさみしい思いはさせたくない。

「……どうしても着いてきたい?ベスに危険が及ぶかもだからあんまり連れて行きたくないけど…」

「…………行きたい」

ベスは俺をまっすぐにみて言う。

「…わかった。何があっても野村に近づくなよ。」

おれはベスを連れていくことにした。この時あんなことが起きるとは思ってもみなかった…

お待たせしました。野村翔樹からの果たし状…この後どんな展開になるのか楽しみですね!(そう思ってくれてると嬉しいです^^;)

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