表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私の中の情熱  作者: 山之上 舞花
おまけ 後日談
18/20

2 結婚報告

 9月になり最初の週末に彼の両親に会いに行った。熱烈大歓迎だったことに驚いた。彼の母親と二人になった時に、こっそりと耳打ちされた。


 彼はこの春まで結婚話に見向きもしなかったそう。このままでは一生結婚しなくて、孫の顔を見ることはできないかと思っていたと。


 月曜日。私はお昼休みに開発部の女子社員に囲まれてしまった。理由は私の指に輝く指輪。それもエンゲージリングではなくて、マリッジリングだったからだろう。


 先週の金曜の就業時間までに何も言っていなかったから、尚更みんなの目を引いたようだ。


 それに、どう見ても対になるものを課長がしているものだから、朝から事情を聞きたくて仕方がない様子だった。


 私が話す前に課長がそばに来て、結婚報告となった。


 その週の金曜日。開発部の皆による祝いの会が開かれた。その席で、課長の私への気持ちがバレバレだったと聞かされた。こちらに来た時から私の事のサーチをしていたらしい。そしてさり気ない牽制もとか。


 あの、課長に掴まった日。最初から根回し済みで、二人にされたそうだった。だけど、私本人から幼馴染の許婚がいると聞かされて、撃沈したのだとか。


 それだからその後の出張の後に私達の様子を伺っていたけど、甘い雰囲気もデートに行くような様子もなくて課長に望みがないと思っていたとか。


 それなのにいきなりの結婚宣言だ。問い詰めたくなるのも人情だろう。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ