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私の中の情熱  作者: 山之上 舞花
おまけ 後日談
17/20

1 家を出る

後日談になります。

 翌日、午前は二人でゆっくりとして、午後に私の家まで一緒に行った。


 帰るとメールをしておいたからか、家に戻ると家族が揃っていた。それだけでなく幼馴染みの彼とその家族まで揃っていたの。


 私が何か言う前に母がいきなり責めるように言ってきた。最初は神妙に聞いていたけど、途中で聞き捨てならないことを言ってきた。


 もう、式場を予約してあるというのだ。「話が違う」というと「30歳よりまだ20代の29歳で結婚した方がいいでしょう」と言ってきた。


 その言葉に母以外の人が驚いた顔をしていた。どうやら母が私に男の影がないことから、勝手に話を進めていたようだ。


 幼馴染みの彼はそれに落胆していた。てっきり私が彼とのことを前向きに考えてくれたと思ったようだ。


 結局母がヒステリーをおこし「そんなに言うのなら家を出て行け」と言われてしまった。私は母の性格からそう言われるのではないかと思っていたので、この1週間荷造りを済ませていた。


「わかりました。いままでお世話になりました」と頭を下げて自分の部屋に行き、トランクを手に持った。


 他の家族は慌てて止めようとしたけど、もとから家に居られるとは思っていなかった私は、これ幸いと家を後にした。


 彼は父に何か言われていたようだけど、何も言わずに私を連れ去ってくれたのでした。


 その足で私達は不動産屋に行って、マンスリーマンションの契約をしたの。


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