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三角関係

怪人カッパルサンの経営する小さな電気屋には七人の部下がいましたが、最近の不景気に伴い、怪人カッパルサンが自己破産。

七人の部下達はドラゴンボールのように各方面へ飛び散ってしまいました。

その七人の中の一人が妖怪ハギシだというのですから、これまた驚きです。


ある時、怪人カッパルサンは妖怪ハギシが俺の命を狙っているという情報をキャッチしました。

奇遇にも怪人カッパルサンも俺の命を狙っています。

この利害の一致を盾に、怪人カッパルサンは妖怪ハギシに近づき再び結束を固めようと試みましたが、妖怪ハギシはこれについて応じず敢え無く失敗してしまいました。

しかし、NOと真っ向から言われたわけではなく、妖怪ハギシの提示する条件付きの契約なのであれば考えてやっても良いという内容の文書がこの間届いたというのです。

どういった内容の条件を妖怪ハギシが考えているのかは露知らずなのですが、怪人カッパルサンとしては仲間が多いほどそれだけ有利な立場となります。

怪人カッパルサンは苦悩の末、これを警察に届け出て様子を見ることにしましたが、警察側はいっこうに動いてくれそうにありません。

妖怪ハギシは、この怪人カッパルサンの行動について激怒しました。こうして二人は不仲となり、お互いに一歩も譲らぬ間柄となってしまいました。

この出来事は俺にとっては好都合でありました。

この二人で潰しあってくれれば、こんなにありがたいことはないのです。


怪人カッパルサンと妖怪ハギシの確執。

そして、それを電柱の陰からこっそりと見守る俺の後ろ姿!

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