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お付き合い

「メリンダ・ディパントとどこまでいった?」


「どこまで?」

トビーはクレットの言葉に首をかしげああと相槌を打った。


「きのうは美術館にいって有名なモネの絵をみたよ」

「あー そうじゃなくてさ もっと進展とか」


「巧かったよ」


「やっぱり?」


「次は博物館にいってみようと思っているんだ。 チケットが手に入ったんだ。」


「あーお前はそういう奴だよな でも進展があったら一番に教えろよ 言いふらしてやるから」


「冗談?」


「もちろん」

クレットはゴシップも大好き

 しかし、トビーには友人の言っていることがいまいち伝わってないのか首をかしげたままだった。


ようするに鈍いのだ。クレットは友人が自分にどんなゴシップを提供してくれるのかわくわくしていた

が、それは期待できないことだということはすでに知っていた。


けれど、ひょっととしてとわずかな可能性を期待したクレットはアハハと暢気に笑っていた。


「今日はメリーの家に行くんだ」


ソレを聞くとトビーの友人は目をまるくして身を乗り出した。


「えっ へえ なんだ 進展してるじゃん。 なになに他には」


「他にって?」


「まあ いいや なんかあったら教えろよ」


「なんかって メリーとなにをしたのか教えればいいんだろ?」


「そういうこと」


「じゃあな メリーと待ち合わせしてるから」


トビーはその足で図書館に向いました。


待ち合わせ場所に着くとメリーは図書館で友達と談笑していた。


トビーに気づくと こちら手を振った。トビーも笑って手を振り返した。


「トビー」


「メリー 待った?」


「いいえ 30分ぐらいよ」


「悪い」


「気にしないで 早く行きましょう 今日はレポートを書き上げなくちゃ 手伝ってくれるんでしょ?

もちろん私も手伝うわ

後ろで、見知らぬ女生徒が肩を竦めながらメリーに本を渡した。


「お邪魔虫はこれで退散するわ。メリー また学校でね。」


「ええ また明日 さようなら アイシャ」


「友達?」


「もう トビーったら アイシャは同じクラスよ」


フフフとメリーは手を口に当てて笑った その笑みはまるでちいさい子供でもみるような笑みだった


「知らなかった」


「貴方交友関係狭いから」


「今度からもう少しがんばって広げてみようかな」


「無理しなくていいわよ 」

「そう?」


「ええ 早く 私の家に行きましょう」


メリーはそういってトビーの手をとって歩き始めた



まだまだ子供のトビーです


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