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一人+一人=一人  作者: 松川φ(゜゜)ノ゜
8/8

二人きりの一人

ついにこの町から離れるのか、と思うと心のどこかに針が刺さる感覚に囚われた。

泊まっていた部屋からでて、鍵を閉める。

そして受付のおばちゃんに鍵を返す。

ちなみに少女、リクネは部屋のなかにいなかった。

先に部屋を出たのだろう。

ホテルから出ると、3日間この町にいてそれのすべてと風景は変わらなかった。

「お世話になりました。」

振り返って一言いってからまた元きた線路の方へと歩きだした。

「ま、こんどは一人になるさ。」

そう言い残して、俺は町をでた。

今度こそ一人になるために。

誰も失わないために。

変な終わり方で申し訳ございません。

たまたま読んでいただいたのであれば有難うございます。

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