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夏生詩集

喫茶店

作者: 夏生

ある小説の影響で一人喫茶するようになった


おしゃれカフェじゃない


チェーン店じゃない


ランチなし、ケーキもなし


あるのはコーヒーか紅茶


おいしい、深い味わいにほろっとする


でも


目的はそこじゃない


大きなスピーカーから流れる音楽を聴きたいから


レコード、傘に雨粒が当たったようなノイズ


すぐに始まらない、間に


ちょっとドキドキする



音楽はいつもかっこよくきめてくる


リズムは軽く、音はずっしりと響いて


何しろ自由でさりげない


異次元はネットの中だけじゃない



音楽は一瞬で世界を変えられる


さりげなく、あっさりと



心に積もったいろいろはすっかり落ちて


世の中、捨てたもんじゃないと


店を出る頃には思ってる



いつの間にか喫茶店の常連になった人


けっこういるんだよ

















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― 新着の感想 ―
[良い点] 異次元はネットの中だけじゃない、GOODです。 お母さんがまずい店ほど癖になるって言ってたの思い出しました笑 居心地がよければよいですと、雰囲気大事ですよね!またきたくなるような店主さ…
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