???
1.???部指導!!!
根倉、オタクっぽい、なに考えてるかわかんない
これが人が僕の存在を表現する際に使っている三種の神器だ。
まぁ、しょうがないと自分でも思っている。
目は前髪で隠れてるし、猫背だし、友達いないし、
ようは陰キャである。
朝起きて、学校来て勉強して、帰って寝る。の繰り返し、寒気がする位面白さがない日常。
この後は学校の部活紹介だ。
体育館に着くと壁側に先輩達がズラリと部活のユニフォームやらを着てたっている。
部活紹介が始まり、まずはサッカー部
「皆さん、こんにちわ!
僕達サッカー部は、、、」
特に興味のあることがない僕はただボーッと先輩の話しや、パフォーマンスをみていた。
野球部、バスケ部、テニス部、吹奏楽部、、、
隣の女子は前の人とどの先輩がかっこいいかを話している。
10個目の演劇部の部活紹介が終わり、次で最後
やっと帰れると思い、小さめのため息。
別に帰ってもやることはないのだが、、、
11個目の部活をあらかじめ渡されていたパンフレットで確認する。
『???部』
謎の部活名
ちょっとだけ興味がわく。
「では、最後は???部の部活紹介です」
司会の先生が名前を呼んだ後、1人の女子生徒が壇上に上がる。
周りも少しざわつき始める。
それはそうだ。
今までの部活でも最低7人はいた。
それが今回は女の人1人。
女子生徒はマイクの前で、一つ咳払い、
その後、おもいっきり深呼吸をし、
「こんにちわーーーーーーー!!!」
体育館中に響き渡る声とマイクのノイズ音
あまりの声に体育館にいた全員が目を見開く。
「どうも!???部、部長の七草鴎でーす!
???部では、なにをするかというと
特になにも決まってません!!」
は?
誰もが心の中でそえ思ったであろう言葉。
何にも決まってない部活?
そんなの許されるのか?
「え~、またあと1ヶ月のうちに
部の方針を決めることと、
部員5人集めないといけないので
うちの部活に入ってください!
以上です!!」
女子生徒、、、七草鴎は一礼をし、堂々と壇上を降りる。
皆は呆然とし、そのまま部活動紹介は終わった。