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Get you being

 



 眼前でさまざまな光が明滅する。

 初めは白。黄、青、緑、赤、赤、赤、赤赤赤赤赤赤………そして最後には目の前が真っ暗になった。


「あら、起きたのね?といってもここはアンタの夢の中だから、目覚めたとは言えないけれど」


 ああ、君が……日曜日……?

 なんの確証もないが、何故かそんな気がした。今まで一度も会ったことのない曜日、日曜日。彼女の風貌は燃えるような赤髪に、煤けた灰色のジャージという、キャンプの燃え残りのような見た目だった。

 目鼻立ちが整っている分、なんとも気の抜けた印象を受ける。ポケモン風に言うなら「日曜日(オフの姿)」だろう。いやこれがオフなのかどうかは知らないけど。


 ゆっくりとまぶたをあげた日曜日は、気怠げに口を開いた。

「そう、嫌われ者の日曜日。私は父の温情に与って生きているだけの、いわばニートね」


 ええ……。

 困惑する僕をよそに、日曜日は淡々と告げた。まるでこのやり取りを、幾度となく繰り返してきたように。


 ここはどこなんだ?


 周囲には白い雲のようなものがいくつかフワフワと浮かんでいる他に、何もない。


「さっきも言ったけど、ここは夢の中。私は夢の中にしか存在を許されていないから、他の曜日みたいに、現実世界へ現れることは出来ないんだ」


 夢?存在を許される?

 まさにおうむ返しのごとく繰り出される僕の質問を、日曜日は欠伸一つで相殺するとズズイと僕の方へと近づいてきた。

 心臓がドクンとはねる。近くで見る日曜日の容姿は殊更に整って見えた。

 なんだろうか、火曜日や木曜日のような年上(っぽい)のお姉さんキャラと接した時とはまた違う胸の高鳴りに僕は襲われていた。

 ふと、甘いフローラルの香りが鼻をくすぐった。


「悪いけど、わたし、あいつらがやってるような回りくどい日常ごっこできないから。直接貰うね」


 そう言い終わるや否や彼女は———


 いや!?ちょっ日曜日さんっ……!!??


 僕にキスをしていた。しかも大分ディープなやつ。


「んっ……あむ………」


 口の中でお互いの舌が絡まり合う。時々漏れる日曜日の吐息が顔に当たる。恐らくキスをしていた時間はものの1分にも満たないはずだが、僕には恐ろしく長いことのように感じられた。


「んむ………ぢゅるるるっ、んぱぁ」

 唾液をしっかり交換し、やっと解放された時、僕はとても惚けた顔をしていたと思う。


「はぁ………ごちそうさま」

 唇を離した日曜日の突き出した舌には、唾液の糸が細く伝っていた。


 息を荒げ、顔を上気させながら唇を舐める彼女の姿はひどく蠱惑的で……ひどく背徳的だった。


「また、来週、だね」


 目を細めひらひらと手を振る日曜日。

 段々と遠のく意識の中で、彼女のそんな微笑だけが鮮烈に目に刻まれていた。




気づけばもう11月ですね。こ、更新忘れてたわけじゃないんだからねっ!!


ちなみに日曜日はロリでありお姉さんなので矛盾してないです。

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