その2
前回の続き。コードのタブーのプロット
「コードI:根源の天使」またの名をイブと呼ばれる超高エネルギーの謎の球体。地球軍所有。
「コードJ:ジュピター」帝国のもう一人の英雄の機体。機体に艦隊の主砲級のレーザー砲を発射できる機能を二つ搭載しており、圧倒的な破壊力により、コードのタブーとされた。実は現在所在不明。人類の十の負の遺産の一つ。
「コードK:ケルビム」真空圧原子高振動理論により燃え盛る灼熱の剣を持つ機体。実際、その剣が何故燃えているのかは実はよく分からない。
「コードL:ライフ」永遠の命を手に入れることのできる泉。非常に空想的だが、実際存在する。ただし、永遠の命ではなく、あくまで延命措置である。この泉の水は人の体を徐々に機械化し、数年後には半機械人間となる。そのため、理論上1000年は生きることができると言われているが、そもそもどこにあるのか謎。
「コードM:モナリザ」異次元多重術式を応用した違法ドラッグ。どのドラッグよりも多重の圧倒的な快感を得られるが、その快感は人には耐えきれないものなので、人は一瞬の快感と引き換えに死に至る。そして、その後死した人の身体をドラッグの中のナノマシンが操り敵国の機密情報を得るオートマタとなる。一発で死に至る人が95パーセント以上なので、そもそも中毒者がおらず、オートマタの発見自体が困難なためコードのタブーにより禁止された。
「コードN:ニュクス」全光子吸収機器。光という存在を奪い去る。小さな小惑星ほどの大きさ。その機械の効果範囲内では視覚が使えない。そのため、赤外線により感知するなどしない限り、その宙域を通り過ぎることは不可能である。人類の十の負の遺産の一つ。
「コードO:オーディン」救国の英雄の子孫、および彼らの凍結された精子や遺伝子情報。
「コードP:パンドラ」災厄の棺。実際、それが何か明らかになっていない。長年、語り継がれてきたが、それが負の遺産と化し、今や宇宙全土で恐れられるべき兵器という事になっている。実際は回帰現象の際に生まれた楽園の光を多くの人が目撃し、それがパンドラという根も葉もない噂になっただけ。
「コードQ:ケツァルコアトル」擬似金星。兵器でもなんでもないが、太陽系圏を望んだ帝国の天才美術家が巨万の富を全て投げ打って作り出した人口惑星。それ自体は何の問題もないが、老朽化によりいつ爆発するのかわからない状況となっている。その破壊力は帝国のみならず、地球圏にも影響が及ぶとのことで、その周辺の宙域は立ち入り禁止とされている。しかし、その実体は第三勢力の理想郷の宙域の指標であり、コードのタブーの話し合いで第三勢力の介入があった。
「コードR:レベル」レベル理論。この四次元世界には同次元でありながら、階層が存在し、いわばこの世界自体が階層の一つであり、同次元の別階層にはこの世界とは違った世界が存在しているという理論。天才物理学者が提唱したが、この理論が事実であるならば場合領土問題や兵器のさらなる開発、他世界からの干渉などの問題が発生してしまうためコードのタブーとなった。そのため、この理論の研究は禁止されており、口に出すことすら忌まわしいこととなっており、今現在ではその理論のことをもはや一部の人間にしか知られていない。この理論に基づいた計画がアンダー計画である。
「コードS:スレイブ」人類種優遇法。人類が宇宙に住処を広げていく中で、出会う他種族、他の意思疎通ができる生命体を奴隷のように扱うことを良しとした法。コードのタブーにより、この考え方が見直され、現在では人種差別ならぬ種族差別を撤廃するような社会的動きがある。しかし、やはり人口割合など未だに人類種優遇法の爪痕が残っている。
「コードT:ツクヨミ」幾多の対戦により月の4分の3が塵と消え、それを地球軍が武装化した元要塞。見た目はほぼ月である。現在はコードのタブーにより使われなくなり事実上廃棄されている。人類の十の負の遺産の一つ。
「コードU:アンダー」アンダー計画。現在宇宙がある世界は中層と呼ばれている。上層には楽園があり、下層には荒野が広がっているという。現在の中層にいる人々が生活難から逃れようと新たな土壌として下層に行こうという行動を阻止するために、アンダー計画は秘密にされた。いわゆる貴族が大切な奴隷たちに首輪をつけるため。ちなみに下層へと行った人、厳密に言うと戻ってきた人はいないので、そもそも下層が実際人々の逃げ場になり得るかは不透明。
「コードV:ウイルス」人類が宇宙に分布してゆく過程と同時に生まれた真空ウイルス、そのウイルスの生物兵器的利用の禁止。真空ウイルスとは真空状態でも仮死状態になることで理論上数百年生き延び、隕石や戦闘機、宇宙船などの物体に触れるときの衝撃により覚醒し行動を開始するウイルス。真空状態、高温、低音でも生き延びるため殺すことは非常に困難である。数こそ少なく、ある宙域に分布するというだけで、そこに立ち入らなければ安全だが、感染してしまうと生命力が強いため大変なことになる。20%ほどの割合で死に、30%ほどの割合で何処かしらが障害を負う。真空でも生存する危険なウイルスのため、そもそも研究すること自体が難しい。
「コードW:ワルキューレ」地球軍が帝国軍と以前戦っていたときにいた女性兵士たちの名称。慰安婦兼兵士として使っていたため、地球軍の批判の的となっていた。しかし、地球軍にとってマイナスなことだけでなく、人口の増加、防衛力の強化、および男性のやる気の上昇などの効果ももたらしていた。女性たちへのサポートもしっかりと行っていたが、人権問題に発展し、コードの禁止によりこの政策はなくなった。
「コードX:クロス」違う勢力間での結婚の禁止。混血児が現れることで、より状況がややこしくなる。
「コードY:ヤム」高次元から低次元への移動で失敗したときに辿り着く場所。理論上はあるとされているが、そもそもそこへ行った人がいるわけではないため、現状存在は不明だが、この謎の空間へ行く技術の開発は人類が自らの手に負えないほどの発展を遂げてしまう恐れがあるため禁止とされた。通称「神々の海」
「コードZ:ゼウス」謎の機体ゼウス。
ゼウスだけ、なんで書いてないねん!って思うかもしれませんが許してください。何でもしますから許してください(何でもするとは言ってない)!