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異世界でただ一人の幽霊と魔女  作者: 山海巧巳
第零章:世界と人物と魔法について
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魔法解説(※最新話までのネタバレ含む・随時更新予定)

◆魔法の理論と体系

〇魔素とマナと魔法

 魔法とは、大気中に存在する魔素が、属性のあるマナと反応して起こる現象の総称である。

 魔素はそれだけでは何も影響しない。マナは大気中にも存在し、人体の中にも存在する。

 人体の中に存在するマナは属性を持たないが、適性を持つ者がその適正へ変換することで、属性のあるマナを生み出すことが出来る。

 大気中にあるマナは属性を持たないか、魔素と結合していない状態である。

〇変換効率

 体内のマナを属性のあるマナに変換する時、エネルギーのロスが発生する。

 仮に体内に100のマナがあったとして、常人の魔法使いは平均2割の変換効率であるため、20マナしか変換できない。魔族や人族の英雄クラスで8割、精霊族は10割の変換が出来る。

 そのため、この変換効率とマナ保有量でその魔法使い、魔女の使える魔法の質、数が決まる。

○呪文

  体内に存在するマナを言葉に乗せて、大気中の魔素に反応させて魔法を行使する。

  高度なものほど長くなり、複数の術者が必要な儀式魔法も存在する。

  中断した場合、意味が霧散するため、魔法として完成しない。

  呪文による魔法はそこに存在する水を操ったり、自由度が高い。

  魔法使い、魔女の中ではこちらが主流。

○魔法陣

  予め紙や地面に魔法陣を描いておくことで魔法の起動にのみマナを使うことで魔法を行使する。

  魔法陣を描くのにマナが必要であり、魔法陣が水の魔法を作り出す場合、

  空気中の魔素から水を作り出す必要がある。

  一度描いた魔法陣は何度でも使うことが出来る。

  ただし、マナは放出されていくため、ある程度したら薄れてしまう。

  その度に込めなおさなければならない。

  魔法使い、魔女の中では非常時や日常的に使う魔法はこちらを使う。

○魔陣書

  シャオリーが考案した新しい魔法の体系。

  呪文と魔法陣のいいとこどり。

  魔法陣の自動生成、自動筆記、記憶機能を備えている。

  これらの機能は精霊の力を借りて自動化している。

  また、この魔法陣には漢字が使われており、文字数の大幅な削減が実現されている。

  呪文によって細かいイメージを伝え、それを魔陣書が魔法陣として出力する。

○古代魔法陣

  古代、神々が直接世界に関与していた時代に作られた神々が使う魔法陣。

  例)適正調査の魔法陣、ヴィロの世界適応魔法陣等


◆魔法の系統

魔法の系統は基本4属性、特殊2属性。

基本4属性は複合、または内包で派生属性を持つ。

特殊2属性はそれぞれ時間と空間に干渉できる魔法を持つ。

基本:火、水、風、土

特殊:光(時間)、闇(空間)

2種複合:火+水=氷など


◆魔法陣の種類

  『接触型』:触れることでマナが流れて発動する。一番オーソドックスな型。

  『通過型』:魔法陣を通過することで効果をもたらす型。

  『物理型』:魔法陣自体に効果を与える型。

  『連鎖型』:他の魔法陣の発動に連鎖して発動する型。

  『特殊型』:上記4つに分類されない型。


◆初級魔法◆

○ファイアーボール

○ウォーターボール

○ウィンドボール

○アースボール

○ファイアーアロー

○ウォーターアロー

○ウィンドアロー

○アースアロー


◆中級魔法◆

○ファイア・ランス

○ウォーター・ランス

○ウィンド・ランス

○アース・ランス

○ストーン・ランス

○ソーサラーブレード

○プロテクション

○ミラージュ

○アクア・カーテン

○イリュージョン

○シャドーベール


◆中上級魔法

荒れ狂う嵐の渦(テンペスト)

  呪文:風よ風よ、廻れ、巡れ、回れ、我が幾百の時はこの刹那に留めて、大いなる息吹となりて、駆け抜けろ!

吹き荒れる嵐竜の足跡(テンペスト・ドロップ)

  呪文:風よ風よ、廻れ、巡れ、回れ、我が幾百の時はこの刹那に留めて、天空より来たれ嵐の竜、砕け!

○ヘルフレア・ブレイズ

  呪文:紅蓮なる業火よ、怨敵の前に連なり、灰塵となれ

○アクアフォール・ミスト

  呪文:流麗なる深水よ、我らの前に零れ落ち、深霧となれ


◆最上級魔法

○エンシェント・ガーデン

  呪文:大地よ水よ、地を貫き、天を貫く、古の都、かつての姿を想像し、創造せよ、森羅万象の恵み、今、花開かん

○アンチマジック

  相手の魔法をアナライズの魔法によって解析し、その魔法を破壊する魔法

  使用するには闇属性への適正と天性の才能が必要。


◆無属性魔法◆

○コピー

  読み取ったものの形を魔素が記憶し、保存しておく魔法

○トレース

  保存してある形状を出力する魔法

○アクセル

  無属性に分類されるが、使用するマナによって変わる加速魔法。

  風であれば風の加速し、火ならば爆発で加速する。

○アナライズ

  解析魔法


◆シャオリー創作魔法

○ゲートキーパー

 接触連鎖型魔法陣。

 7つの魔法陣で構成され、6つが接触型、7つ目が連鎖型の魔法陣。

 深霧の森全域に展開されており、侵入者の情報を教えてくれる。

風十槍牙(ふうてんそうが)

 ウィンドランスを10本纏めて放つ魔法。

風戦槍(ふうせんそう)

 シャルクのハルバードを風のマナで形成する魔法。

幽闇の衣(ゆうやみのころも)

 火属性のミラージュ、水属性のアクア・カーテン、風属性のイリュージョン、闇属性のシャドーベールの魔法を組み合わせて作った姿と認識を誤魔化す迷彩魔法。

水竜の抜け道(すいりゅうのぬけみち)

 空気中の魔素を水に変えてしまう魔法。

水妖精の便り(みずようせいのたより)

 水を伝って水の中の様子を把握するための魔法。

地を別つ障壁(ちをわかつしょうへき)

 土壁を作る魔法。

爆砕砲(ばくさいほう)

 火属性と風属性で爆発魔法を生み出し、セットした物を発射する魔法。大抵は地属性で作ったアースボールの岩を飛ばす。

鉄鬼槍(てっきそう)

 地属性で作った大きな槍。杭とも言う。正直手で持って振り回すには鬼並みの体格や力が居ることからこの名前を付けた。

螺旋水蛇(らせんすいじゃ)

 水の螺旋を突撃させて相手を貫く。その姿が蛇みたいだなって思って付けた。

螺旋風牙(らせんふうが)

 風の螺旋を突撃させて相手を貫く。風が幾重も木を切り裂いたのを見て、狼に噛まれたみたいな跡だなって思った。爪でもよかったかもしれない。

竜砕(ドラゴン・)爆覇槍(スマッシャー)

 爆砕砲(ばくさいほう),鉄鬼槍(てっきそう),螺旋水蛇(らせんすいじゃ),螺旋風牙(らせんふうが)を組み合わせた対土竜用に創造した魔法。

○暗幕

 闇系統のカーテンで周囲を覆う魔法。

黒鉄牢(こくてつろう)

 黒鉄の檻を作る魔法。

爆炎花(ばくえんか)

 花火の魔法。

隕石(めてお)

 大きな岩を降らす魔法。

星屑(すたーだすと)

 小さな岩を無数に降らす魔法。

竜巻(とるねーど)

 竜巻を作る魔法。

竜星弾雨(スターダスト・レイン)

 隕石(めてお),星屑(すたーだすと),竜巻(とるねーど)を組み合わせた対火竜用に創造した魔法。

影収納(シャドウボックス)

 魔法陣にマナを送るだけで影の中に物が収容できるようになる魔法。

 魔鋼職人の老婆へ譲渡した。

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