プロローグ
夕暮れの中、俺は人型のバケモノに襲われていた。
バケモノが右手にもっている刀のような物で背中を斬られ血が溢れ出し血が飛び散り鉄の匂いが自分の周囲に広がる。
「ぐはぁ、、、なんなんだよお前」
とっさに避けたが傷は深く激痛が走る
だか今は、逃げることで頭がいっぱいだった。
必死に逃げ廊下を走るがバケモノはものすごい速さで走ってくる。
追いつかれ右足首を斬られ床に転がる
目の前に見える教室に無我夢中で這い蹲りながら前に歩みを進め懸命に俺は逃げようと生きようとしていた。
「はぁはぁ、、だれがぁだすげでぇー」
この叫びに反応する者はなく聞こえるのはバケモノが歩いてくる足音だけだった。この足音を聞くだけで体が震え全身が恐怖で支配される。
背中を深く斬られ止まらない血と今までに感じたことがない痛み
右足が感じる激痛、殺されると言う
恐怖、不安,焦り、痛み、それらの感情が重なった時、判断力が薄れ思考が停止していく。
ただ死にたくないと何度も心の中で自分に語りかけていた。
今、自分は死に一歩一歩近づいている。
それと同じようにバケモノもまた一歩一歩こちらに近づいてくる。
俺はこんな訳が分からないことで死ぬのか?
なんでこんなことに?
あんな馬鹿兄貴の言うことなんて聞かずになにもしなければ、こうはならなかったのだろうか?
話しは11時間前に遡る。
投稿するのは初めてなので下手くそです
すいません。
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