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秋の日の陽

作者: 柊刹那
掲載日:2015/10/10

久しぶりに書いてみました。

30分で。

30分で。

秋。

読書の秋。

芸術の秋。

食欲の秋。

スポーツの秋。

様々な秋があり、秋が終わるとともにそれぞれに飽きがくる。つまりはそういうことだろう。

かくいう私も、芸術の秋として太陽、つまりは陽に映された木々を描いている。

「………ふむ。なるほど。」

構図は決まった。後は描くだけだ。

題名はどうしようか…。無難に”秋の良き日”でもいいか。

いや、ぶっちゃけどうでもいい。

筆を取り出す。

因みに人気はない。

そもそも、私はこの辺鄙な場所なら人がいないだろうと思いきたのだ。いないほうがいい。私は人が嫌いだからな。私も人だが。

白いキャンパスに色を置く。ただ、置く。

美しいとはあまり思えなかった。いや、美しいのだろうが。今の私には味気なく、いや、色なく写っていた。

かくして、時間が過ぎた。

「………もうこんな時間か?……夕方…か…。」

キャンパスをしまい、私は帰り支度をする。一応は満足できる出来だ。私の絵は相変わらず上手い。えっへん。

「……………⁈」

その時だったのだ。私を覆ったのは。夕の陽が私を覆い、いや、私の世界を覆ったのは。

「綺麗だ………。」

私は驚愕するしかなかった。否、驚愕せざる終えなかった。今の今まで気づかなかった。毎日を茫々と暮らしていた私には気づかなかった世界の一片に。




私の世界はとても美しい。

ただ、そのことに。

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