8月27日 追記 誰と一緒に風呂に入るか選ぶように迫られる
風呂に入ろうと思ったら、イオちゃんに決めて欲しいことがある、と相談された。この子、妙に顔が赤いがどうしたのだろう。
そんな彼女曰く
「風呂の順番 どうします?」
どうしますって、仕事の終わった順で良いんじゃないの?
「一緒に入る 順番」
パードゥン?
イオちゃんの説明を詳しく聞くと、今まではこの屋敷に3人しかいなかったために順番に風呂に入ればよかったが、今日から大量にメイドを雇ったために、13人で風呂を回さなければならない。しかしそんなに入っていては湯が冷めるし、時間が足りない。
そこで、時間短縮のために、狭い浴室だが2人ずつ入浴しようというもの。
「お兄ちゃん 誰と 入るん?」
言っていることの意味がわからない。
『イオちゃん 僕 この家 主人 風呂 最初入る 一人で よろしい?』
すると、メイド長は何故か考え込む。考え込んで結論が
「それは 甘え」
……え、僕が悪いのかな……。
『ならば デミトリと 入る』
そこまで言うならば、屋敷でもう一人の男性であるデミトリを指名するしかないではないか。
それでも、納得しないメイド長
『結論 私と レン どっちと入る』
お前人の話聞いてねーだろ。
どうしたの? 酔ってるの?
近づいてみると、滅茶苦茶酒臭かった。
すると、レンちゃんが慌てて走ってきた。
「あ、メイド長こんなところに!」
「レンちゃん、この子どうしたの?」
説明を求めると、イオが新しいメイド達の歓迎会を催したらしく、簡単な肴とアルコールを提供したとのこと。
そこで、葡萄ジュースとワインを取り間違えて、がぶ飲みしたイオが顔を洗いに行ったまま行方不明になっていたのだと言う。
「まさか、こんなに酔っぱらうなんて、カンテラ様……じゃなくて旦那様、メイド長の様子はどうでした?」
「どうでした……って、酔っぱらって滅裂なこと言ってたよ。それと、無理に旦那様って呼ばなくていいよ」
「じゃあ、お兄ちゃん」
「それはやめて。ところで、風呂に入りたいんだけれど」
はい、ただいまと、メイドエルフはメイド長を担いで、使用人休憩室へと走って行った。
しかし、本当に風呂どうしようか。
もうひとつくらい増設した方がいいのかな。
しかし、人間の大工の知り合いがいない。
人間の屋敷は、人間の大工に建ててもらうのが一番しっくりくるのだけれど。




