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8月25日 追記
家に帰って、着替えてお茶をしている時に、イオちゃんに少し遅いけれど夏休みあげるからしばらく実家に帰るといいよ、と伝える。
泣き出した。嫌だ嫌だと、首を振る。
休みを取るのが、そんなに嫌なのだろうか。
……それともまさか、不要になったから屋敷から追い出される、なんて思ってるんじゃないだろうか。
それはいくらなんでも穿ち過ぎだと思うけれど、結局、彼女にそう思わせてしまったなら、僕の配慮が足りなかったということだろう。
『イオちゃん ごめんね』
彼女は泣きながら首を振るだけ。
結局イオちゃんをあやしていたら、彼女ソファで寝てしまった。
とりあえず、イオちゃんを僕のベッドに運んで、僕はソファで寝る。
こりゃ明日の朝飯は作ってもらえないな。