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かんてらOverWorld  作者: 伊藤大二郎
死霊祭が終わった!草原の国自宅での日々編
51/363

8月23日 非政府組織 紅蓮十字救命団  跡地のこと


 おそらく8月23日

 剣暦7月23日


 屋敷の2階、その廊下の窓から見える、一際高い建物。


 数百メートル離れていても、その壁面には肉眼で見えるほど大きな模様が描かれている。


 模様、というか、図形?



 真っ赤な色で、叩きつけたように縦に一つ線。

 血のような赤で、荒々しく、横に一つ線。


 まあ、赤十字が壁に書き殴られている。



 イオちゃんにあれが何か尋ねると

「非政府組織 紅蓮十字救命団」

 とか言われた。


 いや、何それ。



 今度はデミトリが通りかかったので、あれが何か尋ねるとやはり

「非政府組織 紅蓮十字救命団、でございます」

 とか言われた。


 いや、何それ。



 詳しく訊くと、地球における赤十字社のようなものらしい。

 

 しかし、現在は団体は解散しており、建物だけが残されているということ。


 世界各国区別なく人道的支援を行う中立組織。


 その運営に必要な各国の支持、資金、人材を維持しきれなくなったのが原因とのこと。


 それでも、あの血色の十字は、消さずに残しているんだとか。 



 あそこにも、物語はあったのだろう。

 

 また、ジンさんに訊いてみようか。何か知っているかもしれない。

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