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かんてらOverWorld  作者: 伊藤大二郎
回顧録! かんてらOverWorld/Zero編
336/363

12月2日 草原の国 背中に翼の生えた女の子、名前がわかる。


 おそらく平成27年12月2日

 剣暦×○年11月2日


 草原の国グラスフィールド

 王都 僕の屋敷



 さて、背中に翼の生えた女の子がこの屋敷にきて3日目。

 なんとなく流れで、恵が翼の生えた女の子の世話係になっている。

 女の子は当初戸惑い怯え、温泉せんべいを緊張しながらぽりぽり食べるという様子だったが、そういう繊細さを700年前に置き忘れてきた豊後恵はまったく遠慮をせずに女の子に色々な言語で話しかけたり、スキンシップを図ったりしている。

 正直、助かる。

 恵は遊びながら、彼女が使える言葉が何かを確認するために、剣祖共通語、ドワーフ語、ドワーフ古語15種類、ホビット語、ホビット忍者暗号、エルフ語、オーク語、古代獣言語、念のためにと神語(日本語)、英語、スペイン語、中国語、韓国語と色々な言葉で挨拶してみたが、言葉として認識できていないようだった。

 考えられる可能性としては『ラドゥバレトフ大陸の外』から来た、もしくは『ここでも地球でもない第三の異世界からの異界漂流者』かもしれない。

 とりあえず、名前はわかった。

 コミュニケーションの結果、恵は彼女に自分の名前を口にさせることに成功した。

【コイオリ】と言うそうだ。

 ……ニックネームはコイちゃん、かな。

 今夜、恵に僕がホビットの国に来てからジンさんと会うまでの話をする。特筆するようなことあったわけでもないからなあ、何を話そう。

 

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