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かんてらOverWorld  作者: 伊藤大二郎
草原の国へ帰ろう!ドワーフの国旅行編
30/363

8月6日 草原の国 国境警備隊の基地 拘置所の中でホビットパンを食べる

 おそらく平成26年8月6日

 剣暦××年7月6日


 草原の国グラスフィールド 国境警備隊 北方方面基地 拘置所内



 今朝の食事に出てきたパン、えらく腹持ちがいいなと思っていたのだけれど。


 あれ、もしかして、ホビットパンではなかろうか。



 なんで草原の国でホビットパンが?!


 仲良くなった看守さんと(ジンさんを通訳として)世間話をしていたのだけれど、なんか最近、毎朝定刻にホビットがパンを売りに来ているらしい。

 で、雑な味だがとにかく安いので大量に買って囚人の食事に回しているんだとか。



 ……なんか、僕のやってたことって何だったんだろう。

 

 どいう表情をすればいいのかわからないでいたら、隣の房にいるであろうジンさんの少し低い声が、僕を呼びつけた。


「カンテラ、これは重大だぞ」

「だよねー、僕らがどうにかしなくても、広まるものは広まるってことだよね」

「いや、そうじゃない。人間に、食料を売りつけるという発想をしたホビットがいるということが、一番重大ではないか?!」



 そう言われると、そうだ。



 

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