1月24日 紋の国 ノーズさんと合流した。
おそらく平成27年1月24日
剣暦××年12月24日
紋の国オーバーフラッグ
横一文字街道 第3宿場町
僕の異世界人生は大分にご都合主義でできているらしく、ここではノーズさんが待っていてくれた。
でも、よくよく考えると、ノーズさんというのはわかっていた。
何がって言うと、足の長さの順番的に。
タマちゃん アームさん ノーズさん フッドさん (の乗っていた馬) スケさん、の順。その順に遠くまで行ってるんじゃないかと思う。
カクさんは、一番旅慣れしているから遠いところから出発するから例外。
ノーズさんも、騎兵服をどっかにやって、なんか、オシャレだけど安そうな服を着ていた。
服どうしたの? と訊いたら『売っぱらって酒代にした』とか。
騎兵の誇りはないのか。
しかし、それで丸三日酒場に入り浸り情報収集をしてくれていた。
僕達一行を含めて、エルフの国へ向かう集団は4つある、という。
おそらく、シュテン・ウラ・ラ=セツ、3つの派閥がそれぞれ外部より呼び寄せた連中ということだろう。
よくわかったね。
すると、ノーズさん曰く「3組とも、この酒場に寄ったからな」
なに、全員と飲み交わしたの?
すると、ノーズさん曰く「とりあえず、奴ら全員の名前と所属は把握しといた」
護衛に騎兵3人しかつけてもらえなかった時は、どうしようかと思ったが、すごい3人をつけてもらったんだな。