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かんてらOverWorld  作者: 伊藤大二郎
新パーティ結成! 紋の国横断編
195/363

1月22日 紋の国 タマちゃんと合流した。

 おそらく平成27年1月22日

 剣暦××年12月22日


 紋の国オーバーフラッグ

 横一文字街道 第5宿場町



 今朝は爽快な目覚め。最早御尋ね物じゃなし。

 朝飯もうまい。

 今日も日の出ている内に次の宿場町に着きたかったので、早速出発しようと折ったら、なんか街道で人だかりができていた。

 なんでも獣頭人が無許可で露天ぼったくりをしていたらしく、官憲にしょっ引かれそうになっているが、無駄に抵抗して困り果てているとのこと。


 覗いたら、案の定タマちゃんだった。


 御役人様には、事情を説明して、まだ誰も購入していないようなので、即刻撤収するということで許してもらった。


 タマちゃんはふてぶてしく再会を喜んでくれた。

 タマちゃんのことだから、もしかしたらまた涙ぽろぽろ流すんじゃないかと不安だったが、減らず口叩きまくり。

 多分、カクさんがいたからだな。

 タマちゃん、二人の時はしおらしいところあるのに、大人数の中にいると、冷たいんだよな。


 というわけで、三人で旅。奇跡的に山賊にも遭わない。

 紋国の流通の要である横一文字街道にほいほい山賊がでちゃいかんわな。

 タマちゃんに事情を話すと、「そこいらのゴロツキじゃいくら集めても足りないのがわかったから、腕の立つ奴を集めてるんじゃないかにゃ? 心配しなくてもその内ちゃんと修羅場にゃ」

 全然、安心できない。

 

 そんなこんなで第5宿場町に到着。

 海辺で朝取れた魚が一日以内に届くぎりぎりの範囲にあるということで、ここの宿場では夕飯に魚のすり身を炙ったなんかうまそうなものが出た。

 さつま揚げって確か、こんな味だったと思う。


 「……もしかしてだけど、これって毎日一人ずつ合流できる流れだろうか」と、タマちゃんに漏らしたら「ノー天気にも程があるにゃ」と鼻で笑われた。

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