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かんてらOverWorld  作者: 伊藤大二郎
新パーティ結成! 紋の国横断編
188/363

1月12日 紋の国 第9宿場町 温泉なんかなかった。

 おそらく平成27年1月12日

 剣暦××年12月12日


 紋の国オーバーフラッグ

 横一文字街道第9宿場町 すなわち 王都ダブルイーグル城下町



 ショックな出来事があった。

 前々から噂に聞いていた、第9宿場町のはずれの地面から熱湯が湧いているという話で、温泉に入れると勘違いして見に行った。

 間欠泉だった。

 熱過ぎて近づいたら危なくて、お湯を貯めるには十分な量の湯でもない。

 単なる観光スポットだった。


 いや、それもいいし、皆も見て楽しんでいたからそれでいいんだけどさ。

 ちょっと、期待していた分、反動が大きいと言うか。


 でもま、間欠泉の湯を引いてる(という嘘の広告で観光客を釣る)という風呂屋もあったので、そこには行った。

 ただ、獣頭人は入店禁止だった。元々風呂嫌いなスケさんやカクさんは胸をなでおろしていたが、風呂好きなタマちゃんを置いて行くのは気が引けた。

 と思いきや「湯を引いてるわけないにゃ。あんな詐欺広告の風呂に入って銭ぼったくられるほどタタマ様は蒙昧じゃねーにゃ、気にせず入ってこいにゃ」とか堂々と言う。

 余計入りづらいじゃん。


 まあ、一っ風呂浴びてきたけどね。

 アームさんもフッドさんも貯めたお湯に浸かるという習慣がないらしく、おっかなひっくりだったようだけれど、楽しんでくれた。それが救いかな。

 なお、興味がまったくないノーズさんは、即行歓楽街へと走って行った。


 あ、そうそう。知らなかったけど、ここ紋の国の王都らしい。

 王様がいるはずの城がないけれど、どこに住んでいるのだろうか。

 

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