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かんてらOverWorld  作者: 伊藤大二郎
新パーティ結成! 紋の国横断編
177/363

【設定編】1月2日 剣祖文明圏7国の位置関係

 おそらく平成27年1月1日

 剣暦××年12月1日


 草原の国グラスフィールド

 南方平原のどっか



 ラドゥバレトフ大陸の地理的中心。

 ど真ん中には、剣の国チートブレードがある。

 人王フィス・チートブレードが治める格式高い差別の国。


 その南に面するように、対するように。

 同じ程度の規模の、紋の国オーバーフラッグがある。

 人王ゴダバ・オーバーフラッグが治める商と工の栄えた混沌の国。


 その二国にくっつくように、西側に。

 小さな国土の、草原の国グラスフィールドがある。

 人王ギャリク・グラスフィールドが治める異種族を受け入れる異端の国。


 その人間の住む、人間の王が治める三つの国を人王三国と総称する。



 人王三国の北側を囲うように、山脈が並ぶ。

 山々の中に、岩の国バーンスタインがある。

 山人ドワーフ軍団元帥にして、王。マクマホン・バーンスタインが治める誓いの杯の国。


 その山脈の西端、グラスフィールドとの境を接する大森林地帯。

 森と、森をつなぐ平野の中に、風の国ムーンスレイブはある。

 小人ホビット集落の集合体の長として君臨する王。ハパナ・ムーンスレイブが治める模倣と忍びの国。


 そして、どことも接することなく、小人の森を越えた向こう側に存在する清らかな湖。

 美しい水源と、荒れ果てた荒野を抱えて、渓流の国オーバーラブは存在する。

 大鬼オーク達が全てを拒絶し住むその国を、アイスバイン・オーバーラブが包み込む。



 そして、六国の東側、ドワーフの国、剣の国、紋の国と接して、とても巨大な平野が存在する。

 人が立ち入ったことのない未開の土地や、人知を超えた巨獣が生息する危険区域。豊富な資源を眠らせた鉱山。見たこともないような果実のなる樹木。

 そういった冒険の余地を残した場所が、六国を合わせた面積とほぼ同程度の規模で存在しているのが、ラドゥバレトフ大陸である。


 その平原すべてがエルフ管轄領。

 麗鬼エルフが守護する大地、火の国フロッグワードと呼ばれている。

 その平野のどこかにあると言われている、エルフの都。


 これまで数々の冒険者が夢見て、旅立ち、朽ち果てていった、過酷な旅路。

 獣頭人の協力、エルフ側の国交回復思想、時の運。

 そういったものが交わって、一つの交易通路が開拓された。

 どこから進んでも過酷なだけのエルフの国への入国だが、人々は努力の末に見つけた。

 力が強く、素早く、生命力の強いエルフしか生きることのできな厳しい土地でも、他の種族でも通行可能な比較的安全な陸路。

 かつて、中国と地中海を結んだ陸路のように、【エルフロード】と呼び、一つの信仰にさえなっている。



 ……で、今、そのエルフロードの入り口を目指しての旅の二日目。

 今のところ脱落者なくきている。

 このまま草原の国を進んで、紋の国との国境境を目指す。

 紋の国を横断し、エルフロードの入り口のある町へ行くのだ。

 とりあえず、まとめてみたが、今更に億劫になってきた。

 そんな過酷なところに行くのか……。

 前にエルフの国に行った時はドラゴンのグーさんの背中に乗ってたから、目を瞑ってたらついたんだけどなあ。


 今日の晩御飯 ピーナッツみたいな炒った豆に黒砂糖をまぶしたもの。携帯栄養食だってさ。

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