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かんてらOverWorld  作者: 伊藤大二郎
エルフの国へ行こう! 獣頭13部族大集合編
152/363

12月7日

 いつも夜中に呼び出しがかかるのはなぜだろう。


 先ほど、また法務卿アルミナ公から呼び出しがかかり、タマちゃんを連れて公邸へ行く。

 行った先には、アルミナ郷と、もう一人、僕よりも体の大きい筋肉質の金髪の男性が待っていた。

 見覚えがあると思ったら、先日、センチペドからの帰り道で馬車の部品が壊れた時に、直すのを手伝ってくれた、あの男の人だ。

 この人がエルフ将軍グイ・シーマンズ・エクスキューダーだった。

 エルフだったのか。耳が長くないのに。

 彼の耳が長くないのは、グラップルの訓練のし過ぎで耳たぶが潰れて元に戻らなくなったからだとか。柔道耳って奴か。

 このグイさんも、エルフの王子様から直々に頼まれて、うちの王様への親書を運んできたんだとか。

 ちなみに、僕と出会った時は、道に迷っていたんだって。

 ああ、僕があの時名前訊いていれば、もっと早く話が進んだのに。



 さて、こんな夜中に僕が呼ばれた理由は二つ。

1、外遊に赴くため国境付近にいるイリス王女殿下を連れ戻してこい。

2、エルフ王子より、カンテラ宛の手紙も届いている。この場で読め。


 2、については、エルフ語読めないので、タマちゃんに代読してもらう。

 かいつまむと、王子様が、僕にエルフの国に来て欲しいと言っているらしい。

 1、については明日、近衛と一緒に王都を発ち、姫様の宿泊先を訪ね、帰国命令を伝える。

 

 今から仮眠をとり、早朝出発。


 やっぱり、深入りすることになりそうだ。

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