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かんてらOverWorld  作者: 伊藤大二郎
エルフの国へ行こう! 獣頭13部族大集合編
150/363

12月6日 草原の国 世の中が少し騒がしい

 おそらく平成26年12月6日

 剣暦××年11月6日


 草原の国グラスフィールド

 王都 僕の屋敷



 今朝も散歩。なぜかタマちゃんがついてきた。

 彼女も朝の散策とかに興味があるのだろうか。 

 いつもならたくさん何か話しかけてきそうなものだが、今朝は黙った横を歩いているだけ。結局散歩が終わるまで、一つも会話なく。

 考え事をまとめる時間が欲しくて散歩していたので、都合はよかったけど。

 もし、明日も散歩する時についてきてくれたら、何か話しかけた方がいいよね。

 しかし、沈黙が苦にならないとは、僕はタマちゃんにそこまで気を許していたのだろうか。


 執事やってるデミトリが言うには、昨日の昼頃から都の中が騒がしいらしい。

 空飛ぶ箒に乗った魔女郵便が、ひっきりなしに空を飛んでいる。

 魔女郵便を利用するのは、それなりの金持ちとか貴族だ。そういう人達が隣国や遠方と急な連絡を取り合う。

 何かが起きているのだろうか。

 まあ、この世で一番遠いエルフの国で現在進行形で起きてるんですけどね。

 その情報が、もう漏れた、ということなのだろうか。

 デミトリが言うには、エルフ王崩御の報せが、世界中に広まっている最中なのだろう、一番遠方にある草原の国に公使が届くより先に魔女郵便を使って情報を共有し合っているのではないか、とのこと。

 なんだか、急に姫様のことが気になった。

 あの人は、確か今、見聞を広げに、国内を回っている最中だ。

 まあ、親衛もスノウさんもついてるし、まず草原の国で何かおきるわけじゃないから安全だと思う。

 ……これ、フラグじゃないよね?


 今日は昼から、メイド長イオちゃんを連れてドワーフがやってる定食屋に行ってみようと思う。

 何ヶ月か前にドワーフのレミィちゃんからもらった同郷のドワーフが始めたと言う飯屋にまだ行っていなかったので。

 まずいまずいと評判らしいが、まだ店が続いているということなので、一度食べておかねば。

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