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かんてらOverWorld  作者: 伊藤大二郎
エルフの国へ行こう! 獣頭13部族大集合編
132/363

11月19日 草原の国 センチペドまでのお使いの予定 決まる

 おそらく平成26年11月19日

 剣暦××年10月19日


 草原の国グラスフィールド

 王都 僕の屋敷



 タマちゃんが、僕の旅に同行してくれることになった。

 どうも僕と二人きりの冒険になると思ったらしく、それが気恥ずかしいやらなにやらというのが一番の原因だったようだ。

 リーヨンちゃんも、ジンさんもいる。

 特に、仲のいいリーヨンちゃんが一緒に行きましょうと誘ったのが効いたようだ。

 タマちゃんは「正式な契約はできなくても案内するんだから案内料はしっかり出してくれるんだにゃ?」と念を押してきた。そりゃまあ、払うけどさ。

 その後、「あと、私の肌見たんだから、ちゃんと慰謝料寄越せにゃ」この世界にも慰謝料なんて概念あるのか。しかし、堂々と言うよな、この人も。


 旅の荷物は、イオちゃんとレンちゃんがしっかり用意してくれた。

 レンちゃんは、しきりに自分が付いて行かなくていいのか、と心配していたが、今回は荒事をする気はないし、ラドゥバレトフ最強生物候補のリーヨンちゃんもいるから、まあ大丈夫だろうと、タカをくくっている。

 ならせめてこれをお持ちください、と腰に佩いたエルフ刀を抜いて差し出されるが、それはダークエルフにとって命と同等なもののはずだから、受け取れないと断った。命と同等だから渡すんですとか言い出すから、まじ困る。


 ピコくんにも声をかけたが、今回はお留守番するとのこと。

『今の私は高町家の執事見習い。主人の留守を預かるのが務めでございます』なんて、剣語で流暢に答えてら。

 そんな台詞誰から教わったのやら。


 いよいよ、明日発つ。



 今回のおつかいについてまとめておく。


 拝命:剣暦××年10月9日 

    草原の国王ギャリク・グラスフィールド陛下より非公式に

 日時:剣暦××年10月20日出発 

 行先:草原の国内 アルミナ公爵領センチペド

 メンバー 僕

      同行者    タタマ・アーラマ・マーマレード(猫頭人異形)

      同行者    リーヨン・オーバーラブ(大鬼と人のクォーター)

      同行者案内人 ジジン・ムーゲン・メロディア(犬頭人)


 目的   草原の国内で目撃される不審人物の素性と目的を調査

 小目標  センチペドに無事に到着する

 小目標2  リーヨンちゃんに観光を楽しんでもらう


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