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かんてらOverWorld  作者: 伊藤大二郎
エルフの国へ行こう! 獣頭13部族大集合編
128/363

11月15日 メイド長の創作料理『海老のチリソース炒め』

 おそらく平成26年11月15日

 剣暦××年10月15日


 草原の国グラスフィールド

 王都 僕の屋敷



 前に、市場でチリソースを見つけた時、イオちゃんに海老チリについて話をしたら、海老が手に入ったら作ってくれる、と言ってくれた。


 そして今日の昼食、ついにエビチリ作ってくれた。 

 けれど、なんか違う。

 うまいのは間違いなくうまい。海老の剥き身にチリソースをかけて炒めたのも間違いないのに、なんか思ってる味と違う。酸味が強い。

 そう言えば、僕はそもそも海老チリの作り方を知らないから、イオちゃんに作り方を十分説明できていないい。

 大雑把なニュアンスから、イオちゃんが想像で補って作ってくれた料理。

 まあ、普通に美味しいのでパクパク食べた。4回おかわり。

 皆も普通に食べてた。海老にチリソースを使うという発想が誰にもなかったらしく、新しい味だと好評だった。

 のだけれど、後からイオちゃんに怒られた。


 僕の顔に『なんか思ってた味と違う』という色が出ていたらしい。

「お兄ちゃん、美味しくない時は美味しくないと言ってください」

 真面目にそう提言されたので、

『エリザベス・オーカーの手料理は大陸一美味しいよ』

 と、真面目な顔で言ってみる。もちろん、本当のことだ。

「だったら、なおのこと気遣わんとって、違う時は違う言って。私の料理はお兄ちゃんのためなんやから」

 思わぬ反撃。

 思い出す限りで、もっととろみがあって、酸味以外にも甘みを含んでて、カボチャは入ってなかったことを説明する。

 すると嬉しそうに「また作る」と言って、厨房に戻った。


 イオちゃんの喜ぶツボが、よくわからん



 そろそろ、センチペドに行く準備をする。

 海老チリ第二弾を食べるのは、任務から帰ってのことだろう。 

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