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残念ロリィタ男子の幸福論  作者: 伊豆目
プロローグみたいな前戯みたいな編
1/5

厨二病

短編として出していた物を連載にしました。ちなみにこれはプロローグみたいな奴なので読み飛ばしてもオッケーかと思います。

三話から本編です


どうぞご賞味あれ。

夜もけた時間、一種の人間の活動が活発化する時間帯。

携帯をいじりデジタル会話

とある絶大な人気を誇る無料通話メールアプリでの事。



『いつかはショッキングピンクが似合う男になる!』


瓜売りがこのどうでもいい文を送った時


瓜売りは後に後悔する。



□□□□□□□□□□ぴこん□□□□□□□□□□



【ミク】が入室しました。


『ピンクとかww』


まず始めに絡んで来たのはミク。

お互いの素姓は知らないアプリ仲間だ。



ミク ≪『ピンクの何が悪いんじゃ!』

俺はミクに返信。

いつから絡み始めたのかもう忘れたがこの時間帯のよき話し相手だ。


瓜売り≪『似合わないw』


ミク≪『へーマジか!いやぁぁぁぉぉ日ゃっはぁぁぁぁがぃぉこぁぉ!』


瓜売り≪ 『発狂するのやめてww』


ミク ≪『今日は鬼神の凶気が強いな…』


瓜売り ≪『それはそれは、もろ中二病だね、中二病丸出しだねw』



ここで瓜売りこと俺は落胆してしまった。

俺はミクにアニメツッコミを期待していた。

魔女狩り!罪の構え、ヴァジュラ!エクスカ〜リバ〜とかのトークを期待していた。

この反応を見るにミクはアニメに詳しくはない様子。

まぁ別にいいか



ミク ≪『この日本は厨二病大国だからしょうがないな』


瓜売り ≪『本当だよねー、でも、瓜売り重症だよね』


重症じゃねーよ、と打ちそうに。

別に打ってもいいけどさ、これだとひねりが無いよな。

そして俺は次に繋がる様に言葉を選び打つ。


ミク ≪『俺は重症じゃない俺の環境がヤバイの』


瓜売り ≪『環境のせいにするとかw適応した自分が悪い』


思惑通りに次の話に繋がった、これぞ自然に話しを変える秘儀、空蝉うつせみ

今考えました。

俺はうまく誘導されたミクの言葉に返答。


ミク ≪『なんだよ!適応しなくちゃ死んじゃうだろ!』


瓜売り ≪『生きていけるように強くなるんだ!きっとできたはずだ!』


ミク ≪『生き残れる者は強い者でも群れている者でも知恵のある者でも無い、適応できる者ですのよ?』


瓜売り ≪『んー、それもそっかー!適応する気あんまし無いけどねー』


ミク ≪『あららーそうだったのー、死ぬわよ⁉』


瓜売り ≪『だいじょぶよーん、生きてるからwまぁ、いざとなったら逃げる』


ミク ≪『犯罪者の考えじゃん!』


瓜売り ≪『え‼どこが⁉』


ミク ≪『逃げたらそこで試合終了っす』


名言来たー!と一人ウフフな瓜売り

これなら知ってるよな。


瓜売り ≪『そお?それもよくない?w』


はい、終了

気を取り直して別のアニメへ



ミク ≪『逃げるのはキルアの考えだー!ゴンになれー!』


瓜売り≪『 えぇ!そんな無茶なww』



おっ、ハンハンネタは知ってるぽい。ならアニメネタに空蝉を。



ミク ≪『キルアも立ち向かったんだからな』


瓜売り ≪『ちょいちょい立ち向かってるよ、たぶん...w』


ミク ≪『斎藤さんになれ!』


ドラマネタ、空蝉はドラマネタに発動。


瓜売り ≪『まず、アニメキャラとかなれん!あんなカッコよくないw』


え⁉斎藤さんってアニメキャラだったの⁉

こちらがビックリさせられた。

まさか俺が一泡吹かせられるとは…

でも知ってる風に話を進める。


ミク ≪『厨二病になればアニメキャラに近づくよ』


瓜売り ≪『でも、行きすぎると痛くなるじゃん?w』


ミク ≪『俺の知ってるやつは見えない敵と戦ってた』


マジ話っすよ



瓜売り ≪『見て見たかった!wwそれに瓜売りも参加してたんだよね?』


ミク ≪『呪文唱えてた』


嘘話っすよ



瓜売り ≪『参加してるじゃんww』


ミク ≪ 『寿限無寿限無御幸の擦り切れ…』


瓜売り ≪『まさかの寿限無w笑撃の展開ww』


ミク ≪『寿限無は呪文の中でも低級だからな』


瓜売り ≪『上級が思い浮かばないんですけどw』


ミク ≪『まだまだだね』


瓜売り ≪『そーなの⁉これが普通じゃね?w誰目線でだめなの??』


ミク ≪『中級呪術師目せん』


瓜売り ≪『瓜売り中級かよ!w上級であって欲しかった...w』


ミク ≪『これがボケとツッコミじゃけん』


瓜売り ≪『ちゃんとツッコミできてた?ww』


ミク ≪『ナイスDA☆』


瓜売り ≪『よっしゃぁぁぁー!進化したぜぇー!』


ミク ≪『よくやった免許皆伝や』


瓜売り ≪『ありがとうございます!師匠!で、何段?』


ミク ≪『三級』


瓜売り ≪『うわ、ひっく!wまじかよwww』


ミク ≪『俺の知ってる奴は二段だ』


瓜売り ≪『すげーな!その人に弟子入りするわ!!ww』


ミク ≪『その人は裁きの打ちてって呼ばれている…』


呼ばれてないけど。嘘話だけど。



瓜売り ≪『なんで⁉Σ(゜д゜lll)』


ミク ≪『ボケをさばいてくれるから』


瓜売り ≪『裁くww凄すぎるなーw』



この時、瓜売りの思っていた“さばく”とミクの思っていた“さばく”は意味合いが違ったのだが瓜売りはそれもまた一興と特に正す事なく言葉を綴った。



ミク ≪『ツッコミができるようになると自然と凄い人になってるのさ』


瓜売り ≪『ボケの人は?』


ミク ≪『ボケは誰でもできるっしょ』



瓜売りの感覚ではボケはできて当たり前の基本スキル、他の人が難しいとするボケを通常に行い普通に思っている瓜売りは、ボケに関して特別な事は無かった。

その事に気づいたミクは少なからず瓜売りに懸念とナルシスト感を感じた。



瓜売り ≪『ツッコミで良かったパターン?』


このミクの言動に瓜売りは画面の外で首を傾げた。

意味合いが全く理解不可能だったからだ。

でも理解したフリをしないと会話が成り立た無くなるので分かった風に


ミク ≪『パターン』


と、おうむ返し



瓜売り ≪『よっしゃぁぁぁー!』


何か向こうもいい感じなんで誤魔化しを開始



ミク ≪『しんちゃぁぁぁん!』


適当に放ったしんちゃん。

誤魔化しには太鼓判の瓜売りの手は見事に成功し


瓜売り ≪『だーれぇぇぇ!!』


話をそらせた、Yes!クリア!!



ミク ≪『しらん』


勿論俺はしんちゃんなんて知らないよ、頭に浮かんだ言葉をただ言っただけだから。


瓜売り ≪『じゃっかん弟のあだ名だよ!w』


……何気に話に共通性を作ってしまう自分に脱帽です。



□□□□□□□□□□ぴこん□□□□□□□□□□



【Pちゃんが入室しました】


『てんめ、ボケは誰でもできるとかなめてんのかよ……ww』


と、ここで新たな人物が割り込み。

その名はPちゃん。

アプリ仲間でありリアル友。

Pちゃんは俺の言った“ボケは誰にもできる”に食いついてきた模様。


ミク ≪『しんちゃぁぁぁん!』

Pちゃん≪『え?できないの?』


ここから瓜売りの二人相手の怒涛の“さばき”が始まった。

読者の皆さんもついて来て下さいm(_ _)m



瓜売り ≪『いじるなぁぁぁー!』

瓜売り ≪『できませんよ、えぇww』



ミク ≪『よっつぁぁぁぁあン!』

Pちゃん≪『さすがツッコミの伝道師』



瓜売り ≪『銀魂みたいになってるからww』

瓜売り ≪『ボケとか、お前だけで十分だわww』



ミク ≪『分かる?』

Pちゃん ≪『なんだと!ボケは絶やしてはいかん!ボケがあってこそのツッコミやろが!じゃけん!』



瓜売り ≪『わかっちゃったww』

瓜売り ≪『そうだな、ボケがないとツッコミなんてただのゴミだもんな……最後、なんでじゃけん付けた?!』



ミク ≪『俺銀魂しらん』

Pちゃん ≪『ジャジャンケン、知らないの?うわーだっさーw』



瓜売り ≪『知らんの⁉Σ(゜д゜lll)』

瓜売り ≪『ジャジャンケンは知ってるけどね?!じゃけん!って最後に言うことはまずないから!ww』



ミク ≪『新八の本体はメガネだろー?知ってるよー』

Pちゃん ≪『 え?マジゃけん?』



瓜売り ≪『よく知ってるねー、すごいすごい』

瓜売り ≪『む・り・や・り!wwそれは流石に無理があるよ!ww』



ミク ≪『そうじゃけん』

Pちゃん ≪『わかったじゃけん、もう止めるじゃけん』



瓜売り ≪『まさかのミクへまでも飛び火⁉』

瓜売り ≪『言葉と言動が噛み合わない歯痒さ……ww』



ミク ≪『え?何の事じゃけん?』

Pちゃん ≪『止めるじゃけんよーじゃけん。ジャジャンケン!』



瓜売り ≪『しらばっくれた⁉こんなわかりやすい状況で⁉』

瓜売り ≪『じゃけんで挟むな!技もだすな!ww』



ミク ≪『ジャンケングー!』

Pちゃん ≪『チー!』



瓜売り ≪『パーでしょーw』

瓜売り ≪『まさかのチー?!おれ、別に打撃が効かない相手じゃないからね?!ww』



ミク ≪『ナイスDA☆』

Pちゃん ≪『四連釘パンチ!』



瓜売り ≪『どもどもー!』

瓜売り ≪『漫画違うし!四連って今じゃ少ないからね?!』



ミク ≪『さすがしんちゃんの姉様じゃけん』

Pちゃん ≪『さすがはっくんの弟様じゃけん』



瓜売り ≪『あら、嬉しいわw』

瓜売り ≪『おい、てめぇ…何馴れ馴れしく「はっくん」とか言っとんじゃ〜(♯`∧´)ノ

あとじゃけんはもういいから!』



ミク ≪『あら、それはよかったわ、ほほほほ☆』

Pちゃん≪『 はっくんを邪険に扱うじゃけん、うふふふふふ』



瓜売り ≪『にあわねぇーw』

瓜売り ≪『わー、上手いねー。あとはっくん、やめろや(♯`∧´)ノ ww』



ミク ≪『なにをー!』

Pちゃん ≪『羽風様すいません!』



【ミクが退室しました】


お、ドロンしたか、もう寝る時間なのかな?

Pちゃんからの返信を待ちながら俺はリアルな窓の外を見る。

まんげつー

綺麗だなン…


と平安時代さながらの雰囲気を醸し出している所にPちゃん怒涛のツッコミ


瓜売り ≪『羽風ちゃんじゃなぁーーーーーーい!!』


いいね、俺はボケるぜ!



Pちゃん ≪『我が言葉を聞き届けよ!』


瓜売り ≪『うっせぇ!まずお前がおれの言葉を聞き届けて!ww』


Pちゃん ≪『服部様すいません!』


瓜売り ≪『うん、誰?!』


Pちゃん ≪『はー様だよ!』


瓜売り ≪『は、はー様??なおのこと誰だよ?!ww』


わざとか!



Pちゃん ≪『 はっくんやろが!』


瓜売り ≪『はっくんなら……ってまぁ、個人名は出しませんがね……ww』


Pちゃん≪ 『本名ハリアンヌでしょ?』


瓜売り ≪『そ、そうだよ?ww』


嘘だろが。ツッコミを怠るな!

猶予を与える間も無く俺はボケる


Pちゃん ≪『ハリアンヌ様すいません!』


瓜売り ≪『おれはハリアンヌ違うけどね!そう伝えておかないよww』


Pちゃん ≪『知ってるよ、Pちゃんはパーキンソンちゃんだもんね』


瓜売り ≪『ちがうよ!パーキンソン?!誰なん!?』


Pちゃん ≪『 あんただよ!自分の名前すら分からなくなったのか?記憶喪失?』


瓜売り ≪『おれだったか!自分の名前…言われてみれば……普通にわかる、うん、おれパーキンソンじゃねぇ〜やww』


Pちゃん ≪『ちっ、マインドコントロールは無理か…』


瓜売り ≪『それでマインドコントロールするつもりだった?!浅はかにも程があるよ……ww』


Pちゃん ≪『それを長時間やり続ければいつかはやれる!』


マジ話っすよ


瓜売り ≪『いやいや、流石に君では無理だと思うよ?ww』








世はける

紛れもない未来へ




ありがとうございました。まだ今回の話じゃ訳わかめですよね?これはプロローグみたいなもんです、本編にはあんまり絡んで来ませんww

では次話もよろしくお願いします。

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