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幸せにすることを、誓います。  作者: 夢魅るか
第二章 夢を叶えるために
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第六十五話 学園見学

「ね、ねぇミリシア、あれ……」

『そうよ、あれが学園ね』



あれが……学園。


イラストで見たものとそっくりで、だけど少し違うもの。

多分、日の当たり方とか……違うのかもしれない。

だけど、こっちの方が……鮮やかで、動いていて、現実にあるって感じがする。


思わず、ぼんやりとしてしまう。



『リア? 中には入らないの?』

「は、入るっ」



ミリシアが小さく首を傾げながら聞いてきて、慌てて返事をする。


せっかくここまできたのに、中に入らずに帰るなんてことしたくない。

結構遠かったのに……鍛えていてよかったと思うくらいには。



『でもリア、少しだけにしておくのよ? 帰る時間も考えておかないと』

「うん、わかってる……だから早くいこ?」

『もう……わかったわ』



ミリシアは少し呆れたように言った。

しょうがないなぁって思っていることがよくわかるのに、それも少ししか気にならない。


すごい……人が、たくさんいる……

物語にはこんな詳しく描かれていなかったし……生徒がたくさんいるって書かれていても、あまり想像できていなかったから。


ドキドキとする胸を抑えながら、こっそりと学園に入っていく。


……不法侵入だけど、入学前の見学ってことで。

自分が通う学園の調査って、必要なことだと思うし……



「っ、わぁ……!」



学園の中をじっくりと見て、思わず声を漏らしてしまう。


入り口は、イラストに描かれていたものそっくりで……

なんだか同じ世界じゃないみたい。

ずっとずっとキラキラして見える……



『ミリシア、次はどこに行きたいの?』

「あっ、図書館がいい……! 本が天井までつまれてるみたいだけど、実際に見てみたい……! ほかにも、カフェテリアとか……」

『わかったわ。だけど、順番ね?』

「うんっ」



こくこくと頷く。


楽しみすぎて……どうしよう。


手をぎゅっと握りながら、ゆっくり前に進んでいく。

本当はもう少しゆっくりみたいけど、時間がないから仕方がない。



『あら、あれって……』

「え? あっ……!」



あれは……大広間!

わたしがラスボスとして戦う場所、そして他にもいろいろなことが起こる場所……


ほ、本物……!


思わず目をキラキラと輝かせてみてしまう。



『少しだけゆっくりしていく?』

「う、うん……!」



また来れるんだし、今はちょっとここでゆっくりしたい……

そう、えっと……ここで戦うんだし、予習くらいしておかないとね。


なんて自分に言い訳しながら、わたしは心いっぱい大広間を堪能した。

ここで一旦区切ります。

それで、更新お休みします。

ストックとか、貯めてから再開します。

がんばります。

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