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幸せにすることを、誓います。  作者: 夢魅るか
第二章 夢を叶えるために
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第五十五話 外で修行をしにいく

『いろいろな黒属性の魔法があったわね』

『そうだね……でも、他の魔法よりも書いてある魔法少なかったよ』



知らない魔法があったからよかったけど、知っている魔法も多かった。


黒属性の魔法は、あまり知られてないんだなぁ……

あの本では悪く書かれていなかったから、嬉しかったけど。


そんなふうに考えながら、立ち上がる。



『そろそろ訓練に戻ろうか』

『そうね……わかったわ』



ミリシアは頷きながらも、何かを考えている様子だ。

どうしたんだろう、と首を傾げながらも、扉の方へ向かう。

そのまま扉を開けようとすると、小さな声でミリシアが言った。



『……実際に外に行って、魔法を使うことは、しないのかしら?』

『え?』

『だって……部屋の中にいるだけだと、嫌でしょう?』



うーん、そうなのかな……?

確かに、外で魔法を使ってみないとわからないこともありそうだけど……



『いいのかな?』

『! ええ、もちろんよ。外に出かけた時みたいに、代わりを置いておけばいいわ』



そっか、そうだよね……

もう何度も抜け出したことがあるし、一回くらい増えても平気だよね。



『……それじゃあ、外に行ってみようかな』

『ええ、行きましょう!』



ミリシアは笑顔で楽しそうに頷く。

わたしも、少し楽しみだ。


ワクワクしながら、部屋に戻る。

そのまま、すぐに簡易の使い魔を作り出した。

いつもの、わたしの代わりができる使い魔だ。



『使い魔、わたしの代わりをして』

『了解』



それで、このあとは髪の毛と瞳の色を幻影魔法で変える。

そのまま、初めはミリシアにしてもらっていた、呪念魔法での目立たないようにというおまじないをする。



『準備できたよ』

『もうすっかり慣れているのね』

『うん、たくさんしたからね』



ミリシアのお誘いで、何度もこのお屋敷を抜け出してきた。

たくさん抜け出したからか、もう慣れてしまった。



『それじゃあ、行きましょうか』

『うん』



わたしは頷いて、ミリシアの手を取った。

そのまま、窓を通って外に出る。

遠くに庭師さんが見えたけど、たぶん目立たないようにおまじないしているから平気だと思う。


わたしはミリシアと一緒に、空を歩いていく。

慣れているから、危なげなく歩くことができていた。



『……少し遠いところに行きたいのだけど、この速さだと駄目そうね』

『そっか……ラニを使って転移する?』

『いいのかしら?』

『うん』



景色も綺麗だから、できるだけ楽しみたかったけど……遠いなら、仕方ないと思う。

わたしはさっそくラニを呼び出した。



『ラニ、えっと……』

『師匠たちのところにお願い』

『……了解』



師匠たちのところ?


そう疑問に思ったのと同時に、わたしの視界は切り替わっていた。

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