真人間への道
第5話の直後の話です。バカ医者を書くと楽しい気分になれますね。
「お前にゃ無理だ。遊びに行くんじゃないんだぞ。ツミ、ラブクープ。コイツ真人間にしてくれ。」
「絶っ対付いてくからなぁ〜!」
ツミとラブクープはバカ医者を引きずって診療所に戻ろうとしていた。
「これくらいの距離歩きなさい!」
ラブクープはバカの首筋に刃を立てる。
「痛い痛い痛い頸動脈のど真ん中を狙うな!お前バカ!?死ぬだろ?」
「バカですって?それはこちらの台詞ですわ!」
ツミはバカ医者の首に巻きつく。
「だから、痛いって!」
バカ医者が必死にもがくがツミは締める力を緩めない。
「ああぁっ♡はぁーッ……っ!あぅ…ッもっとぉ…♡きもひ、ぃッ♡さわ、って゛ぇ…ッ♡はやく、あぅ、っ♡んん゛んんっ!!!♡♡♡ひ、あ゛ッ♡♡♡あ、あ゛ーッッ♡♡し、ぬ゛…ッ♡♡しんじゃ、あああ゛ァッ!!♡♡♡」
バカ医者は突然喘ぎ声を出し初める。
「感じるな!貴方の喘ぎ声に需要なんてありませんわ!」
「おかしいな。私はいつもこういう時は攻め側なんだけどなぁ。メスを持った時の私は凄いぞ?でも麻酔のせいでマグロしかいないんだよ〜。」
「手術をプレイ扱いするなんて………やはり貴方は真人間にする必要がありますわね。」
「確かに、今の発言は医者としていや、人間として最低の発言でしたわね。」
2人はバカ医者の言動に愕然としたと同時に絶対彼を真人間として更生させるという強い決意をしたのだった。
診療所に戻ってからと言うもの2人のスパルタ教育が始まった。
「コラ!食べ物で遊ぶんじゃありません。」
その日の食事でツミがバカ医者を注意する。
「えっでもこんな長〜いパスタの麺珍しいだろ!遊ぶっきゃ無いだろこんなん!こうやって結べば………出来たカウボーイの投げ縄!これを帽子がわりにしてっと、」
「いい加減にしなさい!」
バカ医者の皿に盛られたパスタはとんでもなく長くまるで帯ようだった。
彼はそれで投げ縄を作りソースの入っている皿を帽子がわりに被る。
皿のトマトソースがバカ医者の顔を頭を染めていく。
「ぎゃあああ!痛みがないのに頭から赤い物が!神経系の異常か!?どっちにしてももう助からなっ…ぐっ!」
バカ医者はショックで倒れた。それを見てツミとラブクープは泣きたい気分になった。