1章ー4話ー七海とおすそわけ
俺はその手紙を右側のポケットに入れてほかの道具は持っていたエコバッグの中に詰め込んだ。
誰かに見られてもいいものというわけではないので、一応バッグの奥にあった手拭いを被せた。
その後は何事もなく、無事に帰宅することとなった。
20時を過ぎるごろ、アパートのインターホンが鳴り響いた。
ぼろが来ている安いアパートで、インターホンがなくても大柄な人が通ればだれかがきているかわかる
ぐらいである。
開けてみると、隣の部屋に住んでいる七海が大きな鍋を抱えていた。
「よっこいしょ。」
七海は玄関先のとこにその大きな鍋を置いた。
「カレー作りすぎたからちょっとおすそ分けに来たよ。」
中に入っていたのは、大量のカレールーであった。
パッと見て4人前はありそうある。
重そうなので自分がその鍋を持って七海を部屋の中に招き入れた。
七海は昔からの幼馴染で、こっちの高校に来る際に一緒に引っ越してきたロングなかわいい女の子で
ある。
「そういえば真人も今度私に何か作ってよー」
「俺が料理下手なのは知ってるだろ。それともジャイア○シチュー並みにまずいシチュー今度作って
持って行ってやろうか?」
「あー。そういえば真人って料理下手だったね。頼んだ私がばかだったわ。」
「でもどうして俺の料理ほしくなったんだ?あれだけまずいと知ってるのに頼むとはどういう風の吹
き回しだ?」
「最近自分からおすそ分けしていることが多いから、たまにはしてほしいなって思ったけどそういえ
ばそうだね」
「えっと、おすそ分けくれることが多いのって俺が料理下手でおすそわけしないとコンビニ弁当ばか
りだからとか言ってなかったっけ?」
「そうだね。あはは」
昔から人の事に関して物忘れの激しい七海だが特に今回はひどい様子だった。
「どうしたんだ?疲れているんか?よし元気になるためのシチュー作ってやろう。」
七海は飛び上がって止めた。
「ダメダメ絶対ダメ。あれは元気じゃなくて死への誘導灯だから」
まああれは死への誘導灯って言われても仕方ないか。
「まあ私帰るね。用事済んだし。鍋は明日の夜渡してくれたらいいよ。」
と言いながら。七海は玄関の扉を閉めて、出て行った。
俺は、その後カレーを食い、風呂に入って布団をひいた。
俺は今日あったことを頭に浮かべていた。
謎の占い師から占力に関する手紙をもらったが。いったいその俺の師匠は誰なのだろうか?
その方法について考えていた。
そして思い浮かんだのは、俺が占い師として活動して、師匠に関する情報を手に入れていけばいいの
ではないかと考えた。
そしてここから、俺の師匠の正体を探していくこととなる。




