登録して一年。こんなに変わってこんなに悩むとは思わなんだ。(自己啓発とかスピリチュアルとかではない)
特に何かあるというわけではなく、つらつらと書いておりました。
こちら、久しぶりにエッセイらしきものを書いています。
こんにちは、きしかわ せひろ です。
四月一日。なろうに登録してちょうど一年になりました。
あっという間でしたよ、一年。
気が付いたら過ぎてたよ、一年。
ついでにエイプリルフールって、一日の午前中しか有効じゃないって、子供のころ聞いたことあったのですが、他でその事をあまり聞かないので、それ自体ウソだったのでしょうか。
…………一日中ウソ考えていてもしょうがないですから、午前中に止めておくのが正解かもしれません。
さて、そろそろ本題に入ろうかと思いますが…………皆様。
皆様はご自分の性格、解って小説を書いているのでしょうか?
自分は最近、この事をよく考えている自分がいるのです。
性格による作品傾向…………まぁ、言ってしまえば
【自分の本当に得意な小説の傾向】です。
自分もハイファンタジーばかり考えております。
しかも、決して明るいものじゃない。
いつも家族とバラエティー番組見て笑っておきながら、頭の中ではぶつぶつと暗い話を考えているのです。
ちょっとここから、本気で作家を目指して書いている方には怒られそうですが…………。
一年前、自分は家庭のあるストレスから、読んだことも少ないライトノベルを読み漁り、この『なろう』に流れ着きました。
同人誌時代も画力のことで折られ…………これは他でも言っているので省きます。まぁ、つまり、字なら誰でも書けるじゃないか、と気軽にストレス発散で書いていたのです。
家族に内緒で、昔の同人誌を直しも特に無しに、字に起こして書き殴っておりました。
どうせ、読まねぇだろう……と。もう最初の頃は適当に。
うわぁ、怒られても仕方ない……。
ストレスって溜めすぎると良くないっていう見本だ。
しかし、三ヶ月くらいすると、文法に気をつかいはじめ、読者を気にしはじめました。
半年もすると、底辺であることを楽しくも、悔しがりながら書くようになります。
十ヶ月したら、最初に書いたやつを書き直そうとまで思うようになり、なるべく本気でやりたいと家族を説得するに至りました。
え? 何ですか、この変わり様は…………?
国語の成績が小中高と普通だったクセに、本気で書こうとしているのですよ?
一年ってスゴい……。
他のユーザーさんとこんなにやりとりあるとか、一年前では考えもしなかった。
あんなに晒すものか!! と、心に誓っていたお絵描きまで再開させてしまう始末。
そして、丸一年。
さっきも書いたように、今度は自分の傾向を考えているのです。
学生時代もその後も、自分は『ちょっと暗めのファンタジー』が好きで、浮かぶ話もそれしかありません。
それは、今この時もです。
しかし少し前にある事で、いつもとは違う視点で、半ば企画の盛り上げ用のつもりで、全く違う傾向の話を書きました。
ありがたいことに、その作品は色々な方に誉めていただき『あぁ、今回は勉強になったなぁ』で、終わる予定だったのですが……。
終わってしばらくすると、昔やっていた漫画の同人時代を思い出しました。
「えぇ? これ、作者さん同じ人なんですか?」
自分の描いた本を出していた時、真面目に描いた本編と、おまけのように描いていた四コマ漫画を見て、あるお客さんが言っていたセリフです。
彼女は嬉しそうに、四コマの本とそのキャラの絵を買っていきました。
漫画同人誌の世界も厳しいところでした。
絵が上手いか、ちょっとエロいものがよく売れ、それ以外は相当気に入らないと買ってはもらえません。
手にとって買ってもらえるだけで、それはありがたい事なのですが、正直複雑な気分でした。
子供のころから、自分の絵は四コマ向きだ、とよく言われていました。ストーリーに……特にダークファンタジーには向いていないと。
これは自分の『お絵描きのお部屋』を見ていただけるとわかりますが、自分の絵はどんなに練習しても、線が太く、ハッキリしていて下手だったからです。
ああいう絵は、四コマの方が栄えると。
しかし、四コマは遊びでしか考えても、ネタが出てきませんでした。明るいネタ、特にギャグは常に頭に有るとは限りません。
さんざん言われた結果、漫画を描くのは諦めました。
生活の環境も変わり、描けなくなったのも原因ではありましたが。
でも、文字なら好きなもの書けるじゃないか。
絵の雰囲気で言われることはない。
書き始めて楽しくなった頃、そう思ったら楽になりました。
………………しかし
今、頭を過るのです。
「お前の傾向だと、その話、向いてないよ」
今まで“絵柄”だったセリフが“話”に刷り変わったのです。
“話”となってしまったら、もう逃げ場はありません。
ここ数日、それに悩みまくりました。
また、同人時代の時のように心が折れ、筆を折ることになるのかと。
しかし、こんな考えに囚われている間にも、書ける時間は少なくなってしまう。
…………考えた結果、悩みながらも『好きなもの』を書くという、当たり前の結論に至りました。
そしてそこから、
『好きなもの』を書きながら『別のもの』も考えようと。
年の功でしょうかね。自己完結が上手くなりました。
皆様に聞きます。
皆様の書いているのは『好きなもの』ですか?
それとも、自分に『合っている』と言われたものですか?
漫画を描いていた昔、友達と占いにいったら、そこのおばちゃん占い師に「あんた、その趣味辞められないよ。天職だし、適職だもん。一生引きずるよ」と、言われた。
職になってないし、この業を一生抱えろってか?
そう思って占いって当たらないよねー。とかその時は思った。
…………今思うと、四割ほど当たっている気がする。
ひきずるのかぁ…………一生…………。