三話 逃げ続けるだけの仕事
依頼内容を纏めるとしよう。
今回の目的はユラギがヴィリアに頼まれた荷物である遺産品、殺戮機関の死守と、それを付け狙う者達の捕縛だ。
その中でユラギは殺戮機関の守護――囮役を任された。遺産品を持って町中を逃げ回り、盗人共を撹乱する仕事である。
追っ手を倒すのはユラギの役目ではなく、全てギルドの面々任せにはなるが――とにかく逃げ続け、決して捕まってはならない。
その場合の命の保証は出来ないというのがギルドの見解で、ユラギも静かに頷いた。
「……っし!」
だが。危険など承知の上で、ユラギという個人に舞い込んだ依頼である。
であるならば、遂げてみせようと。
事前に逃走ルートをいくつか脳内に展開しつつ、ユラギは地図を懐に仕舞い込んで意気込みを胸の内に刻み込んでいた。
「さて、準備はいいな。こちらが今回君に使ってもらう遺産品になる」
アドリアナが机の上に並べたのは、銀に輝く二つの装飾品だ。一つは宝石があしらわれた指輪と、細かい紋様が彫られた腕輪。
「どちらも能力付与型の装着品で、最も扱いやすいスタンダードな遺産だろう。指輪型の遺産は“並列計算”能力を宿していてね。人間的に適当な解釈をすれば、装着すると『自身の持つ能力を一部肩代わりさせる』ことが可能になる」
「いや、難しい言葉で言われてもあんまり分からないんですが……」
「例えば君が考え事をする。その一部を代理で処理することで、君の脳の負担を減らす遺産だ。脳機能が少し拡張するイメージだな。但し勘違いがないよう言っておくと、難しい処理や手間を少し手伝わせるだけで能力そのものは君の実力のまま発揮されるという点は考慮した方がいいだろう」
いきなり凄い能力がやってきたな、とユラギは冷や汗半分に驚いていた。
思考の処理能力に関わる機能を無機物に依存させるのは少々の恐怖があるけれど、使いこなせれば思考速度が増やせる規格外な代物だ。
パソコン的に言うと外付けメモリを増設したようなものなのだろう。遺産が思考の一部を持つということは、それだけ本体の脳味噌には余裕が生まれるということ。
普通はそんなものを人体に付加出来ないのだから、思考速度が早くなるだけで十分に高性能な遺産であるのは確かだ。
「うーん……でも、あんまり実感も想像もできないですね」
「そうだろうな。実際に使ってみなければどこまで影響を及ぼすかは分からん、そこが能力付与型の欠点でもある。まあだからこそ気軽に選ぶといいさ。試しの機会なんて普通滅多にないぞ」
一月分丸々の生活費か遺産かの二者択一ともなれば、慎重になるのは当然なのだけれど。
だからこそ彼女の言うとおり、今回は試着のようなもの。その親切に乗っかって、一先ず試してみるのはアリかもしれない。
けれど一応聞いておこう。
ユラギは腕輪の方へ指を差し、彼女へ尋ねる。
「ちなみにこっちの腕輪は、どんな効果があるんです?」
「あぁ、こちらはだな――」
大通りに面した通り。
ギルドの入り口から悠々と歩いて退場してきたユラギは、小さな箱を脇に抱えて欠伸を行った。
右腕の手首に装着されているのは日差しに輝く腕輪だ。複雑な紋様が描かれている外面部をこつんと叩き、慣れない装飾品の感覚を身体に馴染ませていく。
「さて、ちゃっちゃと逃げるとしますかね」
誰にも聞こえないように、小さな独り言。
流石に大通りで直接そのまま襲ってくるような馬鹿はいない。
アドリアナからは積極的に人が居ない裏路地を使って便利屋まで帰宅してくれ、との指示が出ている。
そしてあくまでも、見つかるまでは警戒している素振りも不安げにしている素振りも見せぬように、と。
極めて冷静に、冷淡に、平静を取り繕って任務の達成と報告をしに事務所へ戻る、たったそれだけの簡単な動作である。
本当に簡単な仕事だ。間違いなく襲われるということが分かっているのであれば、そもそも警戒している必要など全くないのだから。ユラギは自然な足取りで、少しずつ人気の居ない道へと逸れていく。
人気が薄れるにつれ、何かの気配が少しずつ強まっていくのを感じる。人の陰は次第に減り、足音がやがては一つになる。
当然残ったのはユラギが立てている足音のみだ。
狭い路地、丁度日差しが隠れて暗がりが大部分に反映されようになってきた辺りのこと。人が一人、せいぜい並んでも二人がやっとぎゅうぎゅう詰めで通れるかという通路を歩いていたユラギは、ふと足を止めた。
止めざるを得なかったというべきか。
「――やぁ。ソレを、渡して貰えるかな?」
その何者かは、殆どテンプレのような台詞と共に姿を現した。黒い外套は薄暗さと相まって景色と同化し、特定の人物と分からぬように細工を施された顔の装飾と塗装が柔和な笑みを広げていた。
「……何のことです?」
意図的にいつでも襲われるように歩いていたユラギだけに、彼? 彼女? がこの場で現れた真意を図ることはできないが。
――とにかく本当に現れた。
その事実が実感となって首筋と背中を濡らす。心臓がバクバクと強く鼓動するのが分かる。分かってはいたけれど、自ら逃げ道を塞いだ一本道でこうして対峙するのはあまり精神によろしくない。
「君の事は知っているのさ、便利屋アリシード。いいや、《仕立て屋》に拾われた子――君は可哀想だね、こんなことに巻き込まれて?」
仕立て屋の名を口に出した。それはもう、自分が何者かを明かした事と同義だった。
――臨戦体勢に。
じゃり、と靴裏が地面を擦る。
「君、ギルドで何をしていたのかな」
「さぁ、何も……ところで何故、俺がギルドにいたと?」
「いやいや、その反応は可笑しい、嘘は良くないね。だって君、何も知らないだなんて有り得ない。君が何も知らないんだったら、ギルドが君を野放しにするはずがない」
まぁ、それくらいは見抜かれていて当然だ。ユラギがシラを切ることは出来ないし、それ自体はやっても意味がない。
ユラギは観念し、両手を肩の上までだらりと伸ばした。勿論両手はパー、無抵抗の合図を示す。
「……いや、本当に何も知らないんですよ」
それでも大嘘は吐き、茶番は続ける。
「ええ、俺は便利屋なんで。依頼は受けても深く首は突っ込みません。ああ、でもこの箱の中身ってやっぱりそんなに大事なものなんですかね」
「おや、首は突っ込まないんじゃないのかな?」
「知らないまま首を突っ込んでいるのと、事情を知るのでは話が違うじゃありませんか。あなたが教えてくれてもいいんですよ」
当然、狙いは時間稼ぎ。ユラギが時間を稼げば稼ぐほど、逃げ続ければ逃げ続けるほどギルドは敵の姿を正しく認知するのだから。
会話に意味はない。けれど会話することには意味がある。相手がこちらとの話し合いを続ける限りは、と。
新たな提案を口に出そうとしたユラギの右頬が、ぱっくりと横に割れた。鋭い痛みと生暖かい感触がして、頬を何かが切り裂いたのだとようやく気が付いて。
「いいや、僕が話しているのは『渡すか』『渡さないか』だ。仕事と命、どちらが大事かは言うまでもない。それとも――仕立て屋の子、君はどちらに傾いている?」
そろそろ、こうなるであろうことは分かっていた。
頬を通過したのは針のように細い、刃。
この一撃で殺そうとしなかったのは、奪い取った箱の中身が偽物だった場合の保険だろう。
そう。そう。知っていれば対処はそう難しくはない。
度胸が伴えば、の話だけれど。
「げ」
ユラギは、ぼそりと小さく呟く。
飛んできた刃への反応ではないその声は、機械的な音に掻き消されてしまう。規則的な足音が背後に揃って、やがてそれは停止した。
ユラギはちらりと背後へ視線をやる。
……苦笑い一つ。
「自動人形だなんて、そりゃないでしょうよ……」
自動人形とは都市で生み出された技術の粋の一つ、《科学者》に連なる者達が造った“命令を忠実にこなす下僕”である。
彼らは人でもなく道具でもなく《自動人形》という位置付けを独自に持っており、都市の様々な分野と場所で活躍している者達である。
そんな自動人形は少々、かなりお高いものの、一般の人でも購入することは可能であった。
当然、一般で使役される自動人形に戦闘行為は許されていない。自動人形は基本設計の一部に「人間に危害を与えることはできない」という命令が何よりも優先して組み込まれているからだ。
そして自動人形を造る職人、売買に関わる商人、購入する者も含めた全てに国家の承認を得ない自動人形の使役は全面禁止されており、戦闘プログラムが組まれていた場合は製造元も販売元も所有者も纏めて牢獄送りとなる。
そのため、戦闘が行える自動人形は国家直属の警備部隊か、然るべき承認を得て配置された自動人形に限っている――と、いうのが常識で。
けれどユラギは知っている。
その法を掻い潜り、裏でリミッターを解除した自動人形が出回っていることを。
ずらりと一列に並ぶ使用人服の自動人形達。
それらが眼球部分のセンサーを通じてユラギを視認し、それぞれ同じ文句を吐いて飛び掛かって来た。
「目標捕捉、対象を捕縛します――」
「目標捕捉、対象を捕縛します――」
「目標捕捉、対象を捕縛します――」
「目標捕捉、対象を捕縛します――」
「目標捕捉、対象を捕縛します――」
「目標捕捉、対象を捕縛します――」
「目標捕捉、対象を捕縛します――」
「目標捕捉、対象を捕縛します――」
「目標捕捉、対象を捕縛します――」
「目標捕捉、対象を捕縛します――」
◇
――やばい。
それが逃走を開始したユラギの脳内を埋め尽くしていた。
あんな一本道、それも人のやってこない路地。
元よりユラギが何の対策も対応手段も持たずに入り込むような場所ではない。
実際、自動人形に襲われたユラギは、ランシー直伝体術を駆使して壁を蹴ることで彼らの上部を位置取り、奇妙な面を被った追っ手の反対へと逃げていた。
大人数では、その一本道では枷となる――。
「くっそ……これ一個人に任せる依頼じゃない、絶対」
しかし、相手が人間でない場合、問題が発生する。
自動人形とは即ち人間の特徴を持った機械である。人間とほぼほぼ変わりのない役割を果たすし、なんだったら飯を食べる自動人形も存在するし、待機時間は睡眠を取っているし――けれど人間との明確な違いはあって。
即ち。
「ぜぇ……ぜひゅ……スタミナがやばい、このままじゃ――追いつかれるか」
それは単純に、体力の問題であった。人間にはあって自動人形にないのは、それを動かすスタミナだ。人間は走れば疲れるが、彼らにそれはない。燃料を入れればその分きっちり休みなく疲労も劣化もなく動き続ける相手に、終わりの見えない逃走劇とはこれ如何に。
いや、もう十分に成果は出しているのだけれど。
何故初手でそんな物を引っ張って来たのかは別にして、彼らは見つかれば即重罪になる違法な自動人形を引っ張り出して来たのだ。
姿は人で、動きは人で、普段通りに町中を歩いている分には人間と比べても分からないが――そんなものをギルドが逃すはずもない。
今頃アドリアナの情報には入っているはずだ。
ユラギはなりふり構わず、しかし一般人の被害だけを減らす為だけに人目に付かない道を縫って上下左右に、文字通り縦横無尽に逃げていた。
しかしそれでも振り解けないのが自動人形だ。彼らはユラギの動きに合わせて凄まじい連携を見せ、的確に逃げ切られない位置取りを維持して追跡してきている。捕まりこそしないが、これでは時間の問題だった。
とたん、と建物の屋上に足を付いたユラギに自動人形が追い付いてくる。
「いや、というかこれ、俺が裏事情知ってるってバレたから出したんだろうね……」
一応、敢えて《仕立て屋》の単語には触れなかったけれど、よくよく考えたらそれはそれで怪しいし、かといって聞き返すのも逆に怪しいし、あれはもうどうしようもなかったのかもしれない。
そりゃあもう《仕立て屋》ランシードは界隈で有名人なのだ、本人曰く様々な恥ずかしい異名が付いているほどには。
そんな人物と一緒に活動している奴がただの間抜けだなんて、それも遺産絡みの事件でそんな希望的な観測を誰がしよう。
念には念を、きっと大量に持ち出した自動人形の理由はそんなところで――凄いどうでもいい考察だった。
一瞬の思考の内に、ユラギは再び自動人形に取り囲まれていた。一定間隔を保ってユラギと同じ地点に続々と合流を始める自動人形達。
じりじりと詰め寄られるユラギに一切の余裕はない。
「ちょっと想定とは違うけど……やるしか、ないかな」
ユラギは視線を一つ下に落とした。そこに映っているのはアドリアナから受け取った一つの遺産品。依頼の方向性にそぐわないが、とある一点のために手に入れた物だ。
「しぶといね。けれどもう、君に逃げ場はないよ。仕立て屋の子」
「あなた自身もそこそこ腕は立つようだけど……焦っているのは、実はそっちの方では?」
様々な地形を駆使して全力で逃げるユラギに追い付ける生身の人物だ、相当に地の利を理解していて地力もあろう。
彼はにぃと気味悪く唇を歪めた。
「知っているよ。僕らを追い回している何者かが在る、君はさしずめ囮か何かだ」
「だったら――」
「けど君が持つそれは『本物』だ。そうだろう? ならば対価は十分だ」
ソイツは表情の掴めない化粧の上から、肌を刺すような威圧と共に。
「……どうして、そう思うんです?」
「でなければ囮は務まらない。だってそうじゃないか。もう君以外の人達は、死んでいるんだからさ」
――そうでなければ、本物はどこに在る?
ぞくりとする一言が、背筋を覆った。
「殺しちゃってるんだよねぇ。だったら最後に残った君が本物を手にしているのは必然、だろう?」
「……嘘も程々にしたらどうですかね。俺が囮だと考えているのならば最前線は俺でしょう、最初に死ぬならそれこそ俺ですよ」
彼の瞳が微かに変動する。
一瞬、見開かれた瞳が明滅するように黒から灰色へと変色した。
「ふぅん、でも見えた。残念、君が犯人だ」
「――っ!」
何事もなかったように戻った瞳の色、ただそれだけの芸であるはずがない。
確実に今、何かを覗かれた。
常識外の外の外。それが何かだなんて思考する時間はない。ランシード曰く、「そのような異能力は日常茶飯事だから無視に越したことはない」といった程度の日常――多分きっと、トリガーは会話にあって。
「殺そう、今すぐ殺そうね。それは君のような者が持っていていい物じゃくて、僕達に使われるために発掘されたんだから」
「――嵌められた。やっぱり誰も殺してないじゃないですか、まあ知っていたけど」
「その割には、動揺を隠せていないね」
「……当然じゃないですか」
人の生死に慣れては駄目だ。
友が幾ら死んでも、涙だけは絶やしては駄目だ。
ついさっき関わった人が死んで、その死体に何も思わなくなっては駄目だ。
例えそれが敵であろうとも、殺した後に得るのは達成感でも優越感でも満足感であっても駄目だ。
殺しとは背負うもの。その人間の全てを背負う覚悟がなければ殺しはしてはならないし、ましてや忘れることがあってはならない。
要は。
殺すならば殺される覚悟を常にしておけ、ということだけれど。
――君は人の死で悲しめる人間でいろ。
――そうでなければ、私の傍には置かないからね。
そんな、凛々しくも力強い言葉が頭に流れてゆく。
「動揺しなくなったら、俺は嫌われちゃいますから」
ユラギは身構える。右手を前に、左手を後ろの脇に構えた半身の体勢。きらりと光った腕輪の先、右手の指先一つ一つに力を込めて拳を握り込む。
ユラギは得意とする武器を持っていない。戦う時は基本的に徒手空拳だ――尤も、実戦経験は殆ど無いのだが。実戦よりも辛い訓練は、あの可愛い顔をした悪魔に散々鍛えられている。
きっと、ユラギが死んでしまわないように教えてくれた護身術。あくまでも護ることに特化した技術で、暗殺とは無縁の正統派戦闘技術である。
それでは嫌だから、ユラギはこんなことをしているのだ。それでは先に進めないから、ユラギはもう一つの遺産品を持ち出したのだ。
「……だからあなたを殺してしまっても、きっと僕は悲しんでみせますよ」
「殺したことがないから咽び泣く、の間違いじゃないのかな」
「――そうですよ。それは、悪いことじゃない」
ただ逃げ続けるだけの簡単なお仕事だけれど、端からそれだけで留まるつもりはない。
けれど本当に何もないままではきっと背中を押し切れないと思ったから、臆病なユラギはソレに背中を押して貰うことにした。
意識を集中させる。身体の芯が熱くなるイメージだ。全力疾走する時に胸の中心が苦しくなるような、四肢の根本から先に力が行き渡る感覚を思い起こして、それらを腕輪に向ける。
腕輪が微かに、こちらに力を送ってくれているような――そんな感覚が一筋、身体と繋がった。
「こんなことなら下らないことに能力使うんじゃなかったってマジで後悔したけど、安心した。無事に使えそうで」
「うん……?」
本日二度目の能力解放。
一度目は猫探しに使ってしまって、息切れしていたハズの雷電を身に帯びる。
『――こちらはだね、簡単に言ってしまえば純粋な強化だろう。指輪が補助だとすれば腕輪は強化、“能力幇助”といって君の地力を引き上げる能力を持つ。但し補助と違って君の能力を無理矢理引き伸ばすわけだから、使うなら反動は覚悟することだ――』
成る程そんなものは逃げることには向いていない。
と、一概にそう言い切ることは出来ないが、ユラギの能力を向上させるに当たってはこれほど使いにくい物もなかった。
ただの身体能力を除いてユラギが身に付けている能力的なものと言えば、一日一度だけ使える雷による加速だけ。
腕輪で無理矢理引き上げるとすれば、そういった能力であろう。
しかし、確かに一度だけ敵の範囲から抜け出すには有用な遺産品である。だが反動がどの程度かも分からない代物を、長期作戦に用いるのは上策ではなかった。
「俺はただ逃げるために依頼を受けたわけじゃあ――」
雷電が全身を覆う。腕輪から出力される能力が四肢を侵し、身体が悲鳴を上げている。それだけ無理矢理出力させられているということだ。
同時に、それだけのことを行える遺産品の力にある種の恐怖を覚えつつ、ユラギは加速する。
もう十分時間は取った。逃げるに於いて役割は果たしたと言うべきか。これでなんの情報も得られないようならギルドが無能だと罵ってやるほどには逃げ続けているし、というかぶっちゃけ体力的にもう継続はできない。
だから。
「――ないんだよ、別にね」
即ち――とある一点とは。
ユラギが戦う為の、力だ。
戦え。そして、証明してみせろ。