朱龍との戦いの時
行き交う人で賑わっていた城下町の面影はなく、暗い顔をした人々が潰された様に見える建物の残骸を片付けていた。道行く人の数はごく僅かで、ここいら辺一帯が破壊され尽くしている。火事になって燃え尽きた家もあり、その様子は敗戦した国の様だった。
「これは!! 一体、何が?」
取り乱した光希は周りを見渡すと、どこかに向かって走り出す。扇華が慌てて光希の腕を掴み、制止をかける。
「光希、どこに行くのかしら? 今は緊急事態よ。すぐに王城に向かうわよ」
光希は扇華の手を強引に振り払うと一瞥だけくれて、
「ごめんね、無事を確認したら‥‥すぐに追いかけるから」
そう言い残して、自らの家に向かって走り出す。
「けっ、勝手に行動しやがって」
悪態を吐く大雅は槍を背負ったまま、王城へと歩き出す。その横に愛梨が並んで歩く。
「大雅の、ほうが、いつも、勝手」
「っ、うるせっ!」
仲の良い二人を見守りながら翔と扇華はその後ろをついて行く。
「完成、したのかしら?」
「何とか、な」
翔は扇華からアドバイスをもらった後、まさしく寝る間も惜しんで特訓をした。別に王都に戻ってからでもよかったのだが、少しでも強くなりたい、と言う気持ちが強かったのがその理由だ。
翔は正面から一人の兵士が歩いて来るのに気づくと、すれ違いざまに肩をたたく。慌てて振り返った兵士の顔色は優れず、かなりの疲労が伺えた。
「ちょっといいか?」
「はい、何かありましたか?」
いかにも事務的な返事だな、と翔は思いながらも質問をする。
「一体ここで何があったんだ? 他国が戦争を仕掛けてきたわけでもなさそうだし」
(破壊の仕方が人為的じゃない。武器とかの残骸もないし、魔物か?)
「ああ、外から来た人ですか。王都は先日、朱龍の襲撃を受けたんですよ」
(朱龍、どっかで聞いた事が‥‥)
「朱龍って言ったかしら?」
扇華がすごい剣幕で兵士に迫る。
「えぇ。って、扇華さんですか!?」
兵士は扇華の顔を見た途端に態度を変える。
「そうよ。そんな事より、その朱龍はどうしたの? 倒せたのかしら」
(あ、そうだ。鶴居村が発見したって奴か。あの時の光希の焦りもやばかったし、扇華も焦ってる。相当強いのか)
「いえ、どうにか撃退はしたんですが、恐らくまた来る、との判断が下され現在準備中です」
「他の七雄はどうしたの?」
現在の七雄は五人。扇華、光希を抜いてもまだ三人が王都にいる。
「それが‥‥鋼夜さんは行方不明、不動さんも何者かの襲撃にあっていたようで、五十嵐さんが、一人で戦い、何とか撃退しましたが重症を負い現在は療養中です」
「くっ、まずいわね」
(七雄の内、まともに戦えるのは三人。軍事力的にも厳しそうだな)
扇華は考察する翔の肩を掴むと引きずるように王城へ走り出す。
王城に着いた翔と扇華はすぐに王の間にて王に会う。王も朱龍の件に徹夜で対処していたのか、目の下にうっすらとクマが見えた。
「扇華、それに翔よ。よくぞ戻って来た。光希はどうしたんじゃ?」
前に比べると明らかに覇気のない声に翔は不安を隠しきれない。
「光希は家の方を確認してから来ると言ってました」
「そうか。今回の件、すでに話は聞いておるな?」
翔は周りを見渡すが、警備の兵の数も明らかに少なかった。
「大まかには」
「そうか、今回の襲撃で兵士の一割が死亡、四割が怪我を負った。それに加え、鋼夜は死亡、いが──」
「ちょっと待ってください」
王の声を扇華が遮る。
「何じゃ?」
「鋼夜は行方不明じゃないんですか?」
街で聞いた話と違う理由。それは簡単だった。
「鋼夜は死体で見つかった。体を真っ二つにされておった。七雄の一人が殺された事が兵士に知れれば士気も下がる。よって、行方不明としているのじゃ」
「そう、ですか」
扇華の声のトーンが一気に下がる。扇華と鋼夜は仲が良かったため、かなりのショックを受けていた。
「随分と早く帰って来たが、任務は終わったか?」
「あ‥‥」
扇華の口が言い淀む。
(そりゃあ、失敗したとか言いたくないよな)
「すいません、俺達は途中で山賊に襲われ、全滅寸前まで追い込まれ、荷物も全部奪われました」
流石に扇華が可哀想になった翔は代わりに報告をする。その報告を聞いた王は目を見開く。
「何と!!」
「ただ、山賊のリーダーの男を捕らえ、話を聞いたのですが、どうやら黒神帝国の差し金のようです」
(今回の件も込みで考えるとこれは‥‥)
「これは裏で黒神帝国が動いとるようじゃな。だとすると‥‥」
突然、翔らの後ろのドアが荒々しく開けられ、一人の兵士が出てくる。
「大変ですっ!!」
呼吸が荒さが事態の緊急さを物語っていた。
「どうしたのじゃ?」
王は椅子から立ち上がりその兵を見る。
「また、来ました!! 北方から朱龍がこの町に向かっています!!」
王は少しの間、考え込むと的確に指示を飛ばす。
「扇華よ」
「はい」
「翔と共に朱龍の気を引いておいてくれ。無理に倒さなくてもよい」
「わかりました。翔、行くわよ」
翔は早々と王の間を出て行く扇華と朱龍の来る、北方へと向かう。走りながらも翔は考え事をする。
(何か、できすぎだ。黒神帝国は明らかに青葉王国の情報を知り尽くしている。青葉王国にスパイがいるのか)
翔は結論の出ない答えを探しながら、朱龍の元へと向かう。
北方の警備兵達は朱龍の飛行を確認すると即座に先頭の準備に取り掛かる。彼らは援軍が来るまでの間、決して突破されてはならない。もし突破されれば町に甚大な被害が及ぶ。兵達は気を引き締め、朱龍の襲撃に備える。
「来たぞぉぉぉ!!」
朱龍は赤い馬の背中に立派な羽が付いたような生き物。最も違う点はその大きさであり、全長は軽く一軒家を超える大きさだった。そんな朱龍が北門の上を軽々と飛び越え、城下町に向かおうとする。
「やはり、我々は無視か。よし、撃てぇ!!」
北門の兵長の掛け声と共に爆音が鳴り響き、朱龍を四発の砲弾が狙う。朱龍は即座に口から炎の塊を吐き出し、二発を迎撃すると、残りの二発を軽々と避ける。
朱龍は少しの間、その場に滞空すると外壁を見る。外壁の高さは十五メートル。朱龍なら優に乗り越えられるだろう。だが、そうさせるわけにはいかなかった。
「弓を放てぇ!!」
兵長は止まっている朱龍から少しでも注意を引くために、攻撃を命じる。外壁の最高地点と同じくらいの高さで飛ぶ朱龍には届くものの刺さるほどではなく、ダメージは皆無だった。それでも、下の人間の群れに気がついた朱龍は地上に降り立つ。兵士は朱龍の前にのみ展開され、後ろには一人もいなかった。
「突撃だ!!」
兵士は各々の武器を手に朱龍へと特攻する。朱龍は頭を引くと、口から炎が漏れ出てくる。龍の得意技のブレスである。
兵士がそれに気づいた時にはすでに遅く、朱龍の口から勢いよく炎が放たれ、その場にいた兵士を焼き尽くす。その場に残ったのは焼け死んだ兵士達の死体の山と、加護や盾を使い生き残った僅かな兵のみだった。
「なぁ、扇華」
「何よ」
扇華は明らかにピリピリしていて八つ当たり気味に冷たい態度を取る。
「龍って、こんな風に町を襲ったりするものなのか?」
この世界の人では常識かもしれないが、それがわからない翔にはこれが異様な事なのか判断出来ずにいた。
「あなた、そんな事も知らない? 龍、と言っても千差万別。森の中で静かに生きる龍もいれば暴れ回る龍もいるわ。ただ、暴れる龍はほとんどが人によって殺されているはずなのよね」
(確かに、そんなに好戦的な生物なら人間か龍のどちらかが滅びてるはずだよなぁ)
深まり続ける謎に諦めた翔は思考を戦う事だけに集中させ、朱龍との戦いに備える。
翔は外壁の向こうから何かが出てくるのに気づく。
「扇華、あれって‥‥」
扇華は真剣な眼差しで朱龍を見つめている。
「どうやら、時間は稼げなかったみたいね。急ぐわよ」
あっちこっちの家が燃える中、翔と扇華は四つ足で歩き回り、町人を襲っている朱龍を視界に捉える。翔はあまりの大きさに、腰が引けて立ち止まってしまう。扇華はそんなに翔には御構い無しに突っ走りながら、鉄扇を取り出す。
「随分と好き放題やってくれたわね。すぐに、殺しあげる」
朱龍も扇華の存在に気がつくと、追っていた町人を放って扇華に相対する。
(扇華、まさかあれを一人で殺る気か? 無茶だろ)
そう思う翔だが、足がすくんで動けなかった。
朱龍は口を大きく開けて吠えると、扇華に向けて何発か炎弾を放つ。扇華は左右に動く事で減速なく躱しきると、小手調べとして空刃を五回放つが、厚い龍の皮膚を傷つけるまではいかなかった。
「流石に、厚いわね」
扇華が只者ではない事を悟った朱龍は扇華に反撃の間を与えず炎弾を放ち続ける。常に飛んでくる炎弾を扇華は動き回り避け続け、次第に疲労が蓄積していく。一発でも当たったら一撃必死の攻撃が無限に続く今の状況は絶望としか言い表せなかった。
(ここは、俺が助けなきゃ‥‥くそっ、動けねぇ)
扇華が刻々と追い詰められている状況を黙って見ている翔は恐怖に苦しめられていた。
「随分としつこいわね」
動きっぱなしの扇華は息が上がり、動きに限界が見え始めるが、炎を出し続けている朱龍には特にこれと言った疲れは見られなかった。腹を括った扇華は一気に朱龍との距離を詰めると、閉じた鉄扇を向ける。
「 ”竜巻” 」
激しく回転する空気の渦は朱龍の顔目掛けて一直線に飛ぶが、朱龍の口から吐き出される炎に打ち消される。扇華は朱龍が竜巻に意識が向かっている間に視界から上手く逃れると、少しづつ距離を詰めた。
(扇華の奴、自分の技を目くらましに使ったのか‥‥やっぱり強いな)
消えた扇華を探そうとあっちこっちに首を振る朱龍だが、当の本人の扇華は朱龍の真下にいた。
「さぁ、死になさい。 ”空圧” 」
扇華は藤堂との戦いで使った時とは比べものにならない程の大気を圧縮すると、朱龍の腹に向けて放つ。朱龍に触れると中に圧縮された空気が一気に解放され、朱龍を吹き飛ばす。
「これで、どうかしら?」
朱龍は宙で翼を羽ばたかせ、態勢を立て直すと地上にいる扇華を見下ろす。
「あんまり、効いて、ないわね」
朱龍は再び、扇華に容赦なく炎弾を浴びせ始める。今度は上からの攻撃なので僅かに余裕があったものの、空刃では太刀打ち出来ないため打つ手がなかった。
(くっそ、駄目か。このままじゃ、本当に扇華がやられちまう。ん、あれは‥‥)
燃え盛る民家が並ぶ街道で戦う扇華と朱龍。翔はその道に瓦礫に挟まれ避難出来ずにいる女性を見つける。
(あれは‥‥やばい!!)
翔は動けなかったはずの足が動けるようになり、女性へ向かって走り出す。女性がいる場所は扇華のすぐ近く。
(助けるなら、朱龍をどうにかしないと‥‥)
「扇華!! 今からそいつの動きを止める。その後は頼んだ」
翔が大声で叫ぶと、朱龍は翔の存在に気づき、炎弾を放ってくる。翔はそれを無駄のない動きで躱すと、腰からナイフを抜く。
「そう言う事ね」
翔の目的がわかった扇華は朱龍の気が逸れた事で自身の大技の準備に入る余裕が生まれる。
翔は炎弾を避けながら深く呼吸を整えると、自分の腕を軽く切って出血させると、ナイフを仕舞う。翔はまだ形を保っている家の取っ手を上手く使いながら屋根の上まで登る。傷口から溢れ出ている血を左手ての二本の指に付けると、左手で集雷の構えを取った。
「さぁ、やるか。飛び道具が使えるのは、お前だけじゃ、ねぇんだよ!! ”集雷”っ!!」
翔は飛んでくる炎弾を大きく飛んで回避すると、左手を大きく振り、遠心力で指先に付いていた血を飛ばす。血が体に触れた朱龍は一瞬、動きが止まり地面に向かって叩きつけられる。
この時を待っていました、と言わんばかりの勢いで扇華が鉄扇を振るう。
「 ”大空刃” 」
通常の三倍以上のサイズの空刃が朱龍の片羽を断ち切る。体の一部が切り離され、相当の激痛が伴ったのか、朱龍はその場でのたうち回る。その隙に翔は動けないでいた女性の元へ行く。
「おい、大丈夫か?」
翔はすぐに女性に乗っていた瓦礫をどかすと、怪我の有無を確認する。目立った外傷はなかったが、女性は恐怖からかその場から動けずにいた。
(何か、さっきの俺と被るな‥‥少し、荒っぽいけど)
翔は指先に少しだけ電気をまとうと、女性の首筋に当てると、ひやぁ、と情けない声を出し跳びはねる。
「ここは危ないからあっちに向かって走って」
翔は自分らが来た方角を指す。
「あ‥‥はい」
まだ少し不安そうだったが、これ以上かまっている余裕はなかったので、放置して扇華の隣に並ぶ。怒り狂った朱龍は朱龍と扇華を見ながら体を大きく引く。
「ブレスよ!!」
「はぁ?」
朱龍の口から炎が一気に放たれる。防ぐ術のない翔は完全に死を覚悟し、熱さが来るのを待つ。
「 ”烈空”!! 」
扇華は最後の切り札である広範囲かつ高威力である烈空を使う。一度使うとリロードで五分間、加護が使えなくなるが死ぬよりはマシと、割り切った。
炎と風の衝突は拮抗し、辺り一帯の温度が一気に上昇していた。その威力は次第に弱まり、双方とも消える。
烈空を使った扇華の消耗は凄まじく、まともに動く事さえ出来そうになかった。
(まずいな。俺一人でこれの相手は‥‥)
「 ”水” 」
翔はどこかからか、声が聞こえる。すると朱龍が突然、暴れ出し周りの建物を幾つか壊す。いつの間にか朱龍の横に光希がいて、朱龍は光希を何度も蹴り飛ばそうとするが光希はそれを躱しきる、そう言った攻防を繰り広げていた。
「光希も一人でやるのかよ」
翔もここまで来て逃げるわけにはいかず麒麟を抜刀して、朱龍へと駆ける。
「龍が相手だと、やっぱり厳しいね」
光希は朱龍の攻撃を紙一重で避けながら呟く。それでもやるしかない事は変わりなく、刀を右脇に隠す様に構える。
「 ”陽” 」
光希は鋭い薙ぎ払いを前足に決めるが、傷口は浅く、ほとんどダメージを与える事が出来ていなかった。翔は光希にのみ注意が向いていた朱龍を背後から切りつけるが刃が通らず、弾かれる。
「痛ぇ、幾ら何でも硬すぎだろ」
「助けに来てくれたんだね」
光希は道を抜けたら目の前に朱龍がいたので、周りを気にしている余裕がなかったのだ。
「俺の方が先に戦ってたんだ、っつーの」
「えっ!? そうなの?」
目の前に朱龍がいると言うのにも関わらず、光希は気の抜けた声を漏らす。朱龍が前足で翔らを踏みつけようと、足を振り上げる。
「僕が気を引くからその間に決めて」
翔と光希は左右に分かれて、前足を回避すると光希が朱龍の近くを走り回り、翔は一歩引いた位置から隙を伺う。
「 ”地” 、 ”天” 、 ”陰” 」
リロードいらずの光希は目にも留まらぬ速さで、技を繰り出す。
(どれも効果なしかよ。あれなら何とかなるなもしれないけど‥‥こいつに使えるのか?)
「くっ‥‥」
光希は朱龍の蹴りを避けきれず、刀で受け止めるが、その勢いで後ろに引き摺られる。
(っう、迷ってる暇はねぇ!!)
翔は光希にとどめを刺そうとしている朱龍に全力で突きを繰り返す。しかし、翔の持てる限りの力を込めた刀が朱龍の皮膚を貫くことはなく、僅かに刺さり止まってしまう。
「くそっ!!」
朱龍は後ろ足で翔を蹴り飛ばし、数メートルもの距離を宙に舞うと、勢いよく地面に叩きつけられ地べたに這いつくばる。
(全身が、痛ぇ。きっとこれ、肋骨が折れてんな)
翔は震える足で無理矢理立ち上がると、苦痛に歪ませた表情で朱龍を見る。
「光希!! どこでもいい、朱龍に刀を突き刺してくれ」
(剣術は光希の方が上だ。俺は、俺にしか出来ない事を‥‥やる!!)
「突き‥‥? よくわかないけど、わかったよ」
よし、と翔は笑みを浮かべると、身体中にある力を解放させ、最大出力での電気を生み出す。光希は朱龍の炎弾を躱すと全速力で朱龍まで駆け、正眼の構えを取る。
「 ”水” 」
光希の首筋を狙った突きは、深々と朱龍に突き刺さると、朱龍は鳴き声をあげる。そのタイミングを見計らって、翔は柄に手を伸ばし走り出す。が、朱龍が暴れ回り、翔達から遠ざかって行く。
(届けっ!!)
翔が刀を両手で掴むと、気迫のこもった言霊と共に全てを込めた一撃を放つ。
「 ”放雷”っ!!」
翔が体に溜めていた電気が刀を通し、直接朱龍へと流れ込む。強すぎる電流は、空気中に放電する程だった。
「はぁ、はぁ、はぁ‥‥やった、よな?」
文字通り全てを出し切った翔はその場で膝を折り、地面に付ける。渾身の一撃を受けた朱龍は動かなくなっているので、感電死したのだろう。
「‥‥いや、まだ生きてるよ」
光希がそう言うと、朱龍がふらふらになりながも立ち上がる。 刀のない光希に、スタミナ切れの翔。すでに結果は目に見えていた。悔しそうな表情を晒した光希は、諦める事なく朱龍に立ち向かう。
その時、光希達の後ろから一人の男が現れる。その男は大斧を背負い、朱龍の真ん前に立つ。
「けっ、いつまでこんな雑魚と遊んでんだよ」
怒り狂った朱龍が不動を蹴り飛ばそうと足を出すが、不動は紙一重で避けると手持ちの大斧を朱龍の腹に打ち込む。すると、朱龍は口から大量に吐血し、絶命する。不動はたったの一撃で朱龍を仕留めたのだった。




