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詩&短編集

お願い

作者: 木下 碧

貴方は…

私のお願いを聞いてくれますか?



こんな醜くて

おぞましくて

人に恐怖を与える事しかできない私でも

愛したり、愛されたりする事を夢見てもいいですか?



別に全部を受け入れてくれなくてもいい

私がどれだけ異様かは私自身がよく分かっている

それまでは笑いかけてくれた人が、本当の私を見たときに目を見開いて全身で拒絶する事にはもう慣れているから



ただ、隣に居てくれるだけでいいんです

私の上辺だけを見ないで

本当の私が見えない振りをするんじゃなくて

ただ、真っ直ぐ私を見て欲しい


この『異形』と呼ばれるこの姿をしっかり見つめて

「居てもいいんだよ」と笑いかけて欲しい



他の人にとっては

愚かで

あつかましくて

滑稽で

馬鹿馬鹿しい願い事だとしても



こんな私に話しかけてくれた貴方と

こんな私を心配してくれた貴方と


 

私はこれからもずっと一緒に居たいんです 



 



だから…

貴方は私の傍に居てくれますか?


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