表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/117

4 再会

スキルを発動した瞬間、体の熱をごっそりと持っていく感覚と共に、魔石が風に包まれてあの時の狼が現れた。


「ウへらァッェェエエエィ!?」


その驚き様と言ったら、奇声過ぎてとても人間とは思えない程。


しかし、この狼からは初めて遭遇した時のような威圧感や敵意が感じられず、それどころか(こうべ)を垂れるような体勢を取っていた。


その状態が1分ほど続き、何故か感じる親近感の影響もあって、少し頭の中を整理することができた。その間も狼は平伏して、敵意のない瞳でこちらを見つめている。


俺は恐る恐る口を開いた。


「...もしかしてだけど、お前は俺の式神になったということか?」


「ガルッ」


声に反応するように狼が吠える狼。一応だが解析をかけてみると、


 [解析]


⇒ 【種族】 ブリザードウルフ(式神) Lv.285  【Name】 -


  【進化数】 0  【状態】-


  【称号】 式神 従魔 獣王候補


  ◇ 能力値

   HP 1740/1740  MP -  SP -

   筋力 1781 魔力 2010 耐久 1402 敏捷 2395



  ◇ 耐性

  ⇒無効  

   氷属性無効(B)- 風属性無効(B)-

  ⇒耐性

   物理耐性(C)Lv.11 麻痺耐性(D)Lv.7 毒耐性(D)Lv.6


  ◇ スキル

  ・武技スキル

  ⇒爪術

   硬爪(D)Lv.21 飛斬爪(C) Lv.1

  ⇒移動術

   疾走(D)Lv.19 縮地(B) Lv.1


  ・魔法スキル

  ⇒水属性 

   氷結地獄(S)Lv.3 アイスストーム(B)Lv.14 ミラージュミスト(C)Lv.8

   ウォーターキャノン(C)Lv.17 アイスランス(D)Lv.25 氷鎧(D)Lv.23

  ⇒風属性 

   トルネード(A)Lv.5 鎌鼬(C)Lv.16 ウィンドランス(D) Lv.20


  ・特殊スキル

  ⇒パッシブ

   忠誠(EX) Lv.1(New!) 魔力自在(S)Lv.6 

   魔力強化(C)Lv.15 身体強化(D) Lv.25

  ⇒アクティブ

   覇気(A)Lv.9 狼王咆哮(A)Lv.8 魔力収束(B)Lv.13 



称号の欄には[式神]や[従魔]が増えており、そして、見覚えのない忠誠というスキルも増えていた。


「なるほど? [式神作成]のスキルは、ゲームのテイマーが使うようなスキルということか」


狼に回れ、吠えろと指示を出すとちゃんとその通りに動いてくれるので、こいつは俺の仲間になったという事で間違いない。であれば、いつまでも狼と呼ぶのはちょっと言いにくいので、新しい名前を付けたほうがいいだろう。


「よし、これからお前の名前は”フェンリル”だ。北欧の神話に出てくる神殺しの狼、かっこいいだろ?」


「ウォン!」


何のひねりもない名前、我ながらそう思ものの、もう一度解析をかけてみるとNameの欄にフェンリルという名前が表示されていた。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
弱体化していないことに驚き。
いやまあフェンリルが種族名ってイメージがあるのはわかるけど、北欧神話のフェンリルは別にフェンリルっていう種族ではないだろ、そう名付けてもなにもおかしくない。 というか弱体化してないのか?式神作成チート…
フェンリルという名付けに違和感。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ