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53 パワーレベリング再び

道楽で書き始めた小説ですが意外と一年も続いたことに驚き Σ(・□・;)


5万PV感謝!

少し揺さぶってみたり声を掛けても一向に大吾は目覚めない。


なので少し威圧(MP)を放ってみても何故か目覚めない。一応レベル999の威圧なのに...


「図太いのか、鈍いのか、ゴーレムでも飛び起きるのにな。ほんなら最終手段を使うしかないな」


気絶した大吾に手加減スキル100%のビンタを叩きこんでみると、耳をつんざく爆音と共に周囲一帯に強風が巻き起こり、大吾の後ろにあったマンションが消し飛んだ。


「わーお... ブフッ!」


周囲はひどい有様になっており、大吾のHPは削れてこそいないものの、一瞬に見た大吾の頬は爆風によってアニメのワンシーンのごとくブルンブルンしていた。


「あれ? 俺は.. ここはどこだ?」


ちゃんと目を覚ました大吾だが、気絶と同時に直近の記憶も飛んだらしい。


「大丈夫か?」


「あ、そうだ俺はダンジョンに来て... 特級ダンジョン⁉」


「まぁそうだが」


「まずいですって! 死にますよぉ!」


「大丈夫だ、俺に任せとけ!」


「アニキぃ...!」


そのまま俺が出てきた洞窟に入ってそのまま奥へと進むと、出たのは広めの広間。そこには二組の見慣れた黒いゲートと、その下に展開された魔法陣のような物。そして、間に大きめの機械のような物がある。


確かアネモイの解説によると、これは中央の機械に触れることで自身の魔力を登録して、一度行った階層までの転移と帰還を魔法陣で行えるという、俺がこの半年間に求め続けていた機能を持ったアーティファクトなのだとか。


「それでは先に登録してきますね」


そういうと大吾は機械についている円盤に手を乗せると、やることは終わったとばかりに魔法陣の方に移動した。あのような短時間で登録が完了するのかと少しびっくりしたが、俺もそれに習って手を置くと魔力を吸い取られる感覚がした。


「なるほどねぇ」


そしてその機械には移動可能 57~100ということが謎の文字で表示される。つまるところ、これが俺の転移できる階層ということなのだろう。とりあえず大吾と同じ魔法陣に足を踏み入れた。


アネモイによるとここで行きたい階層を念じればいいのだとか、そのまま頭の中で58階層と念じ続けると魔法陣の中心に光がともり、その光は次第に陣の外周まで広がっていき外周から天井まで届く。


次の瞬間には辺りには3か月ぶりの景色が広がっていた。



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