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11 上司オーク

[解析]


⇒ 【種族】 オーク将軍(ジェネラル) Lv.330


  【Name】 - 【進化数】 0  【状態】睡眠


  【称号】守護者(茨城ダンジョン58階層)


  ◇ 能力値

  HP 1739/1739  MP 1450/1450  SP 1803/1803

  筋力 2054 魔力 1285 耐久 1884 敏捷1583


  ◇ スキル

  ・武技スキル 

  ⇒斧術

   粉砕(C)Lv.17 投撃(C)Lv.25


  ⇒脚術

   落星脚(S)Lv.5 飛刃脚(B)Lv.11 剛脚(D)Lv.8


  ・魔法スキル

  ⇒火属性

   火炎付与フレイムエンチャント(B)Lv.18 爆破(C)Lv.12

  ⇒風属性

   風纏(C)Lv.6 風跳足(D)Lv.9


  ⇒補助

   全能力強化(S)Lv.3 

   筋力強化(C)Lv.6 加速(D)Lv.7 


  ・特殊スキル

  ⇒パッシブ

   狂化暴走(S)Lv.6 武技練磨(A)Lv.18

   韋駄天(A)Lv.14 超反応(C)Lv.14 身体強化(D)Lv.28 

  ⇒アクティブ

   武器闘気(EX)Lv.19 烈震破(S)Lv.11 

   覇気(A)Lv.3 心眼(B)Lv.1 号令(C)Lv.9



⇒ 種別 戦斧 魔斧  Name 血喰(ブラッドイーター)  Rank S


  材質 緋緋色金(ヒヒイロカネ) 魔鉄 公爵位吸血鬼(ドゥークヴァンパイア)の灰 


  耐久度 5000/4932   補正 攻撃 +5100 筋力 +1500


  スキル 吸血(EX) 再生(A)


  総評 血を喰らうことで一時的に自らを強化し、自身と使用者を回復させる。

     強化によってランクが S から EX に変動する。

     喰らう相手のレベルが高いほど強化効率がいい。





⇒ 種別 魔法防具 重鎧  Name 風舞鎧  Rank B


  材質 魔鉄 精霊結晶


  耐久度 1200/890   補正 耐久 +200 敏捷 +700


  スキル 状態異常無効(A) 風の導き(B)


  総評 Aランク以下の状態異常を無効化。

     風の導きにより、重鎧の重さのほとんどを相殺し

     風の魔法が強化される。


 

「あの鎧がねらい目だな、ドロップしないかな?」


どうやらあのオークは寝ているようだ。しかも、その隣の木には今まで探していた黒い門が見えている。


「こういう時は奇襲に限るよな!」


ということで、まずは最近よく使う「対強敵スキルコンボ」を発動する。


[影鎧] [過充電] [纏雷] [纏風]


このコンボは、過充電で威力を底上げした纏雷と纏風を影鎧にまとわせるという合わせ技であり、俺の低めの防御力を補助して、二つの魔法でカウンターもできて、更には敏捷も上がるなど、俺のステータスの穴をきれいに塞げるようになっている。


あと、自分の中では、この影鎧のスキルが漆黒の全身鎧である点が非常に気に入っている。それに、重量ゼロで敏捷に影響しない点も素晴らしい。


「まずは足首を狙って、【多重斬撃】」


繰り出された二連撃は、精確にオークロードの足の腱を切り裂く。


しかし、攻撃を加えれば隠密のスキルは解除されてしまうので、辺りに少し細工をした後でいったん距離を取っておく。


「グボアァァァァウ..」


オークは重苦しい声を出しながら起床した。しかし、俺の気配に気づいてすぐに起き上がるも、足の腱を切られて立ち上がれないため、膝立ちの状態で威嚇してくる。


「ドッガァァン!」


そして次の瞬間、オークが戦斧を構えたと思えば、大きな音と共にこちらへと飛び込んできた。


「危なっ!」


なぜか高速で接近してきたオークの攻撃を何とか見切り、避けた先で少し安堵した瞬間、不意にスキルが発動した。


ゾクッ..


背中に氷があてられたような感覚が走る。これは... 前にも何度かあったパッシブスキルの【直感】だ。


「まずっ.. 【空蝉】」


急いでスキルを発動し、その場を飛び退いた。そして、さっきまでいた場所を見ると、そこには深々と戦斧が突き刺さっていた。


しかし、その斧を持つオークの背中には痛々しいやけどの跡が残っている。


「爆発を背で受けての高速移動した後、俺が回避した後の位置を予想して、そこに斧を投げたって感じかな。随分と頭が回る豚だな」


こういう時、まだ解析で知力を見られないのが悔やまれる。


今まで倒してきたオークにここまでの知能はなく、ただ単に、突撃して棍棒を振り回すだけだったのだが。


「グボァル」


「ドゥオオンッ!」


オークは、また爆破で俺との距離を詰めにかかる。しかし...


「もうそこには罠を設置済みだ」


オークは見事に全身を糸に絡め取られて、その場に倒れ伏した。


俺が最近よく使うスキル、【魔力糸】と【罠作成】だ。


最初は使えないと思っていたこの二つのスキルだが、組み合わせることで、強敵にも十分に通用するようになっていた。


Aランクスキルに見合った強度を持つ魔力糸を使って、罠作成により一瞬で罠を作れるので、状況が目まぐるしく変わる戦闘において、不意打ちは勿論のこと、敵の行動範囲を狭めたり、他のスキルの起点にもなる。


そして今、その糸の端は俺の手の中にあった。


【雷霆万鈞】


「グギァ嗚呼ああああああ」


結果、魔力糸から伝わった雷がオークの全身を焼き尽くし、オークは光となって消えていった。


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― 新着の感想 ―
分水の表記が逆になってる。他にもあるだろう。
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