槍と会見
模擬戦はー次話ー
模擬戦はー次話ー↑
模擬せーんーはー次話ーだーよー
模擬戦次話ーだー↑
(替え歌、も○○け姫)
「やはりここにいたか。」
ふと声がした方向を見ると紫電がいた。
その手には名槍エレクトロを持っている。
「エレクトロって事は本気ですね。」
「ほぉ、これを知っているとは……僕の戦闘スタイルはバレているな。」
「戦闘スタイルが一緒だった、とだけ言っておきます。」
公平に戦いたいからわざと手の内を晒す。
お互いに睨み合っていると勇者の一人が話しかけてきた。
「すいません、一つお願いがあるんですが……」
「どうかしましたか勇者様?」
「俺達にもそれって見せてもらえますか?」
え?
僕はいいけどなんでだ?
「この後は皇帝陛下との会見があるから無理だな。」
「だってよ、とゆうかなんで見たいんだ?」
「俺達はまだどんだけ強くなればいいか分からないだろ?」
「確かに相当強いであろうスランさんの戦いを見れば想像も湧きやすそうだね。」
成る程、一理あるな。
勇者に力をどれだけ上げて欲しいと言われても一人だけだと分かりにくい。
だから強い人同士の戦闘を見たいと。
「ふむ……父上に伝えておこう。」
「お願いします。」
そう言って紫電は帝の間まで歩いて行く。
僕達も紫電と一緒に帝の間まで歩く。
やがて見覚えのある扉の前で紫電は止めた。
「先に入って父上に伝えてくる。君らはここで待つように。」
紫電はそう言って兵士に扉を開けてもらって中に入る。
そういえば勇者の数を数えて無かったな。
えぇっと……三十六人かな?
先生が勇者か知らないが入れておく。
そう考えていると中から紫電が出てきた。
「入ってこい、父上が短めに会見をしてくれるそうだ。」
そう言われてセフィを先頭に帝の間に入る。
先程ぶりの皇帝陛下にセフィが話しかけた。
「皇帝陛下、今回の勇者は三十六人と数が多いです。」
「ほう、話には聞いていたが見れば圧巻だな。」
そう言いながら椅子から立ち上がり勇者達の前までやってきた。
周りの騎士から止められそうになるが少し魔力を使って脅している。
「我が名はリング・マルマー、二百代目の皇帝だ。」
「あ……絹川良太です。こちらが先生の」
「松崎優奈です、何かあったら私に伝えてください。皆に伝えておきますので。」
「では、全体のリーダーを松崎様にして司令塔は絹川様にしますか。」
「……何故先生と分けるんですか?」
「この召喚、不思議なことに十代の方以外に加護は与えられにくいのでな……」
へぇ、初めて知ったな。
なんでだろう?
「補足として言いますと魂が安定する期間が十代らしいです。」
「そうなんですね……いや、先生。」
「なんですか?絹川君。」
「ちょっとステータスって言ってみてください。」
「え?別にいいですけど出ないですよ?」
そう言いながらステータスと言うと少し驚いた顔をした。
多分出たのだろう、僕には見えないので確認のしようがないけど。
「……出ました。」
「やっぱり出……」
「松崎先生、適正:先生ってなってるよ?」
「……つまり先生は生まれながらにして先生になる運命だったって事?」
凄っ‼︎本当に?
それなら相当天職だった筈だ。
「確かに先生の授業は他の授業よりわかりやすいよな?」
「うん、定期テストはいつも平均八十点はあるよね。」
「……そうゆう事だったんですね。」
勇者達が話していると松崎先生が呟いた。
顔を下に向けて少し納得している様子だ。
「いつも管理職から、もう少し難易度を上げてもいいんじゃない?って言われて……」
「え……」
「いつも例年の数倍難しく作ってるのに何故か平均点は八十点代で……」
「それは先生の教え方がうまいだけだって‼︎」
「どうせこれが出たって事は私の魂も子供っぽいって事でしょ……」
そうして先生が落ち込んで勇者達が慰める行動に出た。
暫くして先生が元に戻ったのをみて皇帝陛下が話を始める。
話は短めに終わり能力だけ確認した。
その一覧がこれだ。
水谷さや 適性:武闘家 足
風見朝日 適性:武闘家 手
落木杏 適性:転送者
秋風響 適性:弓術士
一ノ瀬凛 適性:暗殺者
町田楓 適性:解析者
竜崎朧 適性:幻影使い
田中太郎 適性:槍術師
田中妹子 適性:槍術師
福山一 適性:支援者
岩野武 適性:土魔術師
白井千尋 適性:風魔術師
早川彰 適性:闇魔術師
小倉花 適性:くノ一
星見空 適性:星魔術師
児島直政 適性:騎士
横瀬剛 適性:重戦士
大田奏 適性:斧使い
宮崎蓮子 適性:料理人
松崎優奈 適性:先生
天道舞 適性:占い師
天野絵里子 適性:疾走者
愛川ねね 適性:動物使い
森海 適性:索敵者
國井樹 適性:光魔術師
島崎芽衣 適性:薬師
西山阿蓮 適性:陰陽師
宮野杏里 適性:水魔術師
井上里美 適性:運搬者
村島健 適性:解体者
絹川良太 適性:魔剣術師
花崎沙羅 適性:回復師
神崎美玲 適性:譲渡者
冬原百合 適性:魔導師
六条謙也 適性:双剣士
霧雨香 適性:炎魔術師
適当に並ばせたので名前はバラバラだが全員の結果が出る。
今代の勇者はそれぞれで役割を分担して戦うのがコンセプトだろう。
後でゴーラーダ王国を進めてみようかな、ダンジョンを体験出来るし。
そう思っていると紫電が話しかけてきた。
……さて、戦いの準備をするか。
セフィの呪いの関係で全力で戦えるのも残り少ないし気を引き締めよう。
KHRBよろしくお願いします。
替え歌は気分ですね、前書きに書いたのは。
(ジ○リファンの方、すいませんでしたッ‼︎) m(__)m