始章 聖女と勇者召喚
四章開始‼︎
『セフィちゃんセフィちゃん!いい事教えてあげるね!』
「いい事ですか?」
『そう!映えある勇者召喚をセフィちゃんにしてもらいます!』
「この前言っていましたよね、勇者を送るって。」
『うん!今回はアイラちゃんが協力してくれるから皆強いよ!』
「アイラ……様?」
『そういえばアイラちゃん知らないよね。ではここで私が紹介します!』
【必要ないけど?私がいるんだし。】
『アイラちゃん!なんでここに!今仕事中だよね!』
【まずそのテンションをやめて、いつもと違うから調子が狂うの。】
『えぇ……なら戻しますけど。』
【貴女がこの世界の今代の聖女ね、私はアイラ。全ての世界の管理長をやってるわ。】
「初めまして、セフィリア・イレイサです……」
【よろしくね、今回は私が全ての世界を調べて厳選したから気合入れなくても平気よ。】
「はぁ……」
『因みに私が正妻でアイラちゃんが第二夫人です。』
「お二人は同じ方と結婚したんですね。」
【そうね、正直食べられるのに時間がかかったわ。】
『最後に私が押してなければ一生無理でしょうけど。』
【あの時はありがとね、あれは本当に落とすの大変だったわ。】
『私の時でさえ食べてって言っても手を出してもらえなかったんですよ?』
【いい男なんだけど身が固すぎるのよ。もう少し遊ぶ性格があったらいいのに。】
『でもそうしたらもう少し増えてますよ?』
【そうなのよねぇ……はぁ、全部あんたに押されないと無理って攻略難し過ぎるでしょ】
「あっあの?話がズレてますけど?」
【あぁごめんなさい、いつの間にか夫の愚痴になってたわ。】
『取り敢えず勇者召喚の術式だけ流しますね。』
「…………これですね。」
【ちゃんと入ったみたいね。】
『もしセフィちゃんと結婚した男が他の子と結婚してたら仲良くなった方がいいですよ。』
【こうやって愚痴を言い合えるからね、案外気が楽になるわ。】
「そう言えばコール様は何をなされてるんですか?」
『私ですか?一応生命・魂霊管理担当長ですけど……』
「つまりお二人は同格、ですか?」
【そうゆう事。あと二人いるけどね、同格。】
『この四人と夫で五神会議をします。』
【もうあれは家族会議だけどね。】
「もしかして……残りのお二方も?」
『そうです、残りの二人はっきゃぁ!』
【ちっ違うのよ、これはサボってたとかじゃなないの。許してあなた……】
『まだ、まだ話してるんです!』
【……五神会議?今から?】
『通知した……あっ。』
【……せめて優しくね?】
「……あれ、コール様?アイラ様?」
KHRBよろしくお願いします。




