表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
87/277

閑話 ??とくぁwせdrftgyふじこlp 変わりゆく運命 3

??は一瞬でわかります。

「千尋!」


「ふふふ、後は君だけだよ?()()君?」


……魔王‼︎





俺の名前は絹川良太(きぬかわりょうた)、今年で15になる中学三年生だ。

今年は色々とあって全国の小中高大学生は暫く学校に行けてなかった。


「よう絹川、久し振り!」


「阿蓮!久し振りだな。」


こいつの名前は西山阿蓮(にしやまあれん)、俺の幼稚園からの幼馴染であり親友だ。

黒い髪に黒い眼、爽やかな顔つきで身長は俺と同じくらい。


幼い頃から一緒にいて周りからはもう一人の奴と一緒に理想の王子様なんて呼ばれてるらしい。

俺はその時思った、もう少しましなあだ名あっただろって。


これ自体は小学生の時に付いたのでまだわからなくも無い。

だが……今も呼び続けるのは違うだろと思っている。


「そういえばお前の家は平気か?」


「平気平気、家で水耕栽培してるの知ってるだろ?」


「そういえばしてたな、悪い。」


「いいって事よ、皆ボケてるだろうしな!」


阿蓮の家は農家ではなく神社だ。

小さな頃はよく遊びに行ってた。


暫く歩いていると前に見知った奴が歩いていた。

俺は阿蓮とともにそいつの近くにまで行く。


「よう、六条!」


「…あぁ良太と阿蓮か、久し振り。」


「久し振りだな謙也。」


少し落ち着いた雰囲気のこいつは六条謙也(ろくじょうけんや)

少し茶色がかった髪に黒い眼、身長はなんと180を超える高身長。


こいつの家は投資家で家が豪邸だ。

一度行った事があるが俺の実家くらいはあった。


「そういえば最近絹川組の元メンバーが捕まったらしいね。」


「確かに捕まってたな、本当それだけで良太を避けるなんてな!お前は何もしてないのによ!」


……そう、俺の家はヤのつく物をやっている。

その為、小学校低学年の頃はこの二人以外近づいてくれなかった。


理想の王子様は嘘ではない、事実最初は呼ばれている。

しかし俺の実家がヤ◯◯だと知ると呼ぶ人は消えた。

そんな出世が特殊な三人で久し振りの中学校に行く。





「絹川君、西山君、六条君おはよう。」


学校についてクラス発表を待ってる時に話しかけてきたのは一ノ瀬凛(いちのせりん)

黒眼で黒髪は腰まで伸びている。

去年の生徒会長選挙で見事当選した人、つまり生徒会長だ。


彼女は真面目でいつも皆を引っ張ってくれる存在だと思う。

……だが信用はしてない。


何故なら去年、もう二人の女子達と僕達の誰と付き合うかの話し合いをしていたのを見ている。

下心を知ってるので正直付き合いたくは無い。

私達は可愛いから当然みたいな事を考えてるのだろう。


「おはよ、天野さんと冬原さんといないなんて珍しいね。」


「一ノ瀬達はいつも一緒にいるよな。」


「二人?二人はまだ来てないと思うけど……」


そう言って辺りを見渡す一ノ瀬さん。

俺らも一応探すが見つからなかった。


「二人はいつも来るのが遅いから。」


そう言われて思い出す。

確かに天野さんはいつも遅刻しそうだし冬原さんもホームルーム五分前ぐらいに来てる。


「りーんーちゃん?」


「きゃっ!……って百合ちゃん⁉︎」


後ろから話しかけてきたのは冬原百合(ふゆはらゆい)

茶色い髪に茶色い眼をしていて髪型はツインテール。

彼女はなんと副会長に当選した結構人気がある人だ。


この歳になってツインテール?と思っただろう。

だが実際結構似合っている……らしい。


俺らには分からないなにかがあるのはわかった。

俺らは因みにキツイと思っている。


「なに話してたの?」


「百合ちゃんと絵里子ちゃんが学校に登校するの遅いねって話。」


「えぇー、百合そんなに遅い?絵里子ちゃんは分かるけど…」


「私達と比べたらの話、百合ちゃんは普通よ。」


「だよね!」


「天野さんは……来ないね。」


「あいつは毎朝遅刻するかしないかのチキンレースをしてくれるからな!」


阿蓮が言う通り毎朝それに注目している人は多い。

まぁ俺もその一人なんだが……


そう思っていると去年の担任の先生達が出てきた。

皆がドキドキしている中クラスが発表される。


「よし、今年も同じだな!絹川、六条!」


「あぁ……」


「……砂月さんの事?」


そう言って俺は軽く頷く。

砂月雛(すなづきひな)、俺らのクラスメイトで……


俺の思い人だった。


彼女は実家の影響で剣道をやっている。

しかし彼女の性格はあまり剣道に向いていなかったらしい。


親から


『お前には剣道の才能は無い』


と言われたらしい。

彼女が何故かと聞くと


『守りに関しては右に出るものはいないだろうが攻撃がダメだ。』


と言って追い払ったらしい。

そんな彼女は一年ほど意気消沈していた。


それでも彼女が立ち上がってる姿に俺は惚れていたんだ。

でも……

あの時……俺がちゃんと周りを見てれば……


「……行こう良太、早くしないと遅れるよ。」


「……ありがとな。」


もう悔やんでも仕方がないのは分かっている。

なのでこうゆう感じになったら関係ない事を言って連れて行ってくれと二人には頼んでいた。


今年一年間を過ごすクラスに着いて暫くすると廊下から走る音が聞こえる。

廊下の方にクラス中の視線が集まった。


「……セーフ!」


「天野さん、アウトです。」


既にチャイムは鳴り終わっている。

そんないつもの状態に戻った感じがした瞬間──


教室の床に七色の文字が浮かんだ。

その文字は読めない、がだんだん光ってくのが分かる。





【これでいい?あなた。】


【…良さそうなのね、ありがと。】


……どこかから声が聞こえる。

誰だ?この声は……


【私はくぁwせdrftgyふじこlpの世界管理担当長のアイラ、よろしくね。】


くぁ……なんて言った?


【……あぁそういえば下位者には分からないんだっけ?私の事は神だと思っておいて。】


神?そんなのいるわけ──


【神みたいのはいるけど?そんな事はどうでもいいの、貴方達には異世界に行ってもらう。】


「ふざけないでください!子供達を勝手に他の世界の為にに使わないで!」


担任の松崎先生が怒っている。

先生はとても信頼が出来る人だ。


【勝手?私達は全ての世界の平穏を保つ事。そんな些細な事で怒らないでくれる?】


「些細な事って、貴女は子供達をなんだと──」


【黙りなさい。】


そう何者かが言うと先生の声がピタリと止まった。

先生は何者かを睨みながら座る。


【取り敢えず行ってもらうから。あ、そうそう。】


そう言って何かを思い出したそいつはこう言った。


【砂月?って人の転生体がいるから、余裕があったら探してね。】

KHRBよろしくお願いします。

ね、一瞬で分かったでしょ?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ