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槍と祝典

そこから話を少しして提供された部屋に行く。

部屋に入る前に国から借りた魔道具発見器を使う。

すると──


「うわっ!……」


「スラン、どうしたの?ってうわぁ……これは抗議してもいいレベルよ。」


そこに反応した数は百。

つまりここには百個の魔道具があるとゆう事だ。


取り敢えず全て回収して魔力を全て抜き取った。

光は僕とルナミスが使えるので問題ない。


全部の魔道具を機能不全にした後抜け道があるか探したが無さそうなので一旦保留だ。

あのエライボコ(ハゲ狸)何がしたいの?


全てを確認した後に全員休憩を取る。

皆この部屋に泊まるのは両国共に承諾済みだ。


「それにしても……やめとくわ。」


「あぁ、あんまり変な事言わない様にね。」


それから一言も喋らずに今日が終わる。

浴槽は部屋の物を使って少しでも危険を回避した。





次の日


僕は勿論昨日から起きている。

少し眠いが明日までの辛抱なので気合いを入れるために頬を叩く。


一番早かったのはルナミスだ。

騎士だとこの時間帯で起きて訓練を開始してるので驚きはしない。


それと同時にメイが起きた。

耳が良いのでルナミスが起きた音に反応したんだろう。


それから王女殿下が少し後に起きた。

だいたい今は五の時なので少し意外だ。


それから二の時程進んでからセフィが起きた。


「……おはようございます、皆さん早いですね。」


「セフィが遅いだけよ、遅くても六の時には皆起きてるわ。」


「えぇ……そんな早く起きれないですよ……」


セフィは周りからしたら朝が弱いらしい。

僕からしたら十分早いんだけどな……


僕は魔買いで稼いでいた時は八の時くらいに起きていた。

もしかして……僕の方が朝弱い?




僕達の支度が終わったので朝食を取る。

あちらが用意した食事に支給された有害物質発見器を使った。


……無さそうだな、これは。

一応念の為の毒味はメイがやってくれた。


メイ自身ご飯は好きだしここにはセフィもいるので率先してやってくれる。

遅延性の物かもしれないがそれは問題ない。

セフィが定期的に『エリアヒール』をかけてくれる。


こうすれば薬を盛られる可能性は大幅に減るだろう。

この国は油断ならないらな。




この後は祭りやパーティのリハーサルがあるらしいので会場に向かう。

どちらも座っていればいいと言われたのでリハーサルの様子を見る。


「……スラン、どうするの?」


「……僕だけ出るよ。ルナミスとメイは後ろで待機。」


「了解。ここだとあんたの方が都合が良さそうだしね。」


リハーサルは特に何事も無かった。

そう、“リハーサル”は何も。


本番、まずは祭りの開会式に出るらしいのだが……

まぁ…何言えば良いのかな……

えぇっと……生まれた姿の人が大勢いた。


これはマズイと思った僕はその人達を魔法で路地裏に隠す。

セフィと王女殿下にはまだ早い。


この後も何回かそうゆう人が出てきそうだったのでそうゆう人には早期退場してもらった。

セフィと王女殿下は最初に軽く挨拶した後は何も無かったので祭りの開会式は安全に終わる。


「……はぁ、疲れた……」


「……なんかあったの?」


「……まだ皆には早い物だよ。」


「あぁ、そうゆう感じね……とゆうかあんたにも早くない?」


「早いよ?でも誰かが犠牲にならないといけないんだ。

だからこの中で一番年上の僕が見る他ないんだよ……」


「……なんで嫌そうなの?男なら喜ぶでしょ。」


「そりゃあこの国が嫌いってのもあるけどセフィのを……ね?」


「あぁ、そういえば見てたわね、セフィの。」


少し失礼だが毎日ケアをしてるであろうセフィの物を見た事があるので正直何とも思わない。

とゆうか見すぎて慣れた。

この国に嫌悪感を持ち過ぎて見たくもない物を見せられている感じだ。


これで終わりだったら良かったのに……

だってパーティがこれの比にならならない程酷い。


まず食事に薬が入ってた。

幻聴薬に睡眠薬、媚薬に幻覚薬に衰弱薬まであり豊富なバリエーションだと思う。

勿論全部遅延性だったので食べるのは控えた。


誰も食べてはいないが後でセフィにエリアヒールを使ってもらおう。

パーティの開会式は特に何も無かったんだけどなぁ……


次に思ったのだが皇太子が帝王と同じくらい気持ち悪かった。

勿論最初は抱きつこうとしてきたので僕が止める。


「……邪魔です、退いてください。」


「退きませんよ?護衛が仕事を放棄したらダメですよね?」


「……」


流石に帝王と違って力でどうにかしようとは思わないらしい。

帝王から聞いたのかな、それは賢明な判断だ──


「死ねっ!」


……前言撤回、やっぱり馬鹿だ。

軽く剣を受け止めた後腰にあるナイフを首に突き付けた。


「……そっちがやる気ならこっちにも考えがありますけど?」


「ひぃぃ!」


そう言って皇太子は腰が抜けてしまった。

本職の騎士に戦いを挑むなんてどうゆう神経してるのだろうか?


普通の騎士なら分からなくもないが僕の様に重要人物の護衛騎士なんて強いに決まっている。

そうゆうのを理解してないのを見るとのびのびと生きてきたんだろうなと思う。


それ以降は何も無かったので一安心した。

これで明日まで何も無ければ良いんだけどな……

KHRBよろしくお願いします。

書く事が…………無いだと……

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