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槍と豹変

さぁ‼︎いよいよ三章も終盤‼︎

僕達は顔を赤らめたセフィの熱を冷ましてから執務室に向かう。

僕は顔に出してないだけでとても緊張している。


実は王女殿下が最近一度も部屋から出てないとゆう噂を聞いていた。

いや、ね?二ヶ月前に暫く来ないって言われて今日まで部屋から出てこないなんて思う!?


どうしよう…クビだけは勘弁してほしいな。

折角騎士に就職出来たのに二年ちょっとで辞めるのは嫌だ。


今はルナミスと一緒にセフィの護衛についている。

この時は少し安心して護衛に励んででいた。


「はぁ……」


「大丈夫だって言ってるでしょ?いくらあれがあんたの落ち度でもクビは無いわ。」


「毒味をしてもその前に薬を転移させられるでしょうし平気ですよ。」


二人ともそう言って励ましてくれる。

ルナミスやセフィの言い分も理解はした。

でも心配なのは変わらない。


そんな事をしていると執務室の前までついた。

ノックをすると返事がしたので扉を開ける。

セフィが入ってから入るのも忘れない。


中には国王陛下がいて仕事をしていた。

こちらに顔を向けると仕事をする手を止めて対応してくれる。


「聖女様、お待ちしていました。」


「あれ、今日はそんな感じなんですね?」


「後もう一人呼んでいるのだが……そちらがな。」


「あぁ、そうゆう事なんですね。」


?、どうゆう事だ?

そう思っているとセフィが


「多分ですが相手は貴族か王族です。陛下は家族にもあの態度ですから。」


とイレイサ式腹話術で話してくれた。

少しだけルナミスの方を見ると何となく理解したような顔をしている。


「……今腹話術使わなかったか?」


「いいえ、そんな物使って無いですよ。」


「ただあれは絶対に腹話術してる動き方だった──」


「していません。ですよね、二人とも?」


「はい、やってません。」


「やってないわね、そもそもそれを見逃すのは護衛として最悪よ。」


勿論言って無い事にした。

それを聞いた陛下は渋々本題を話し始める。


「聖女様を呼びたしたのは二つ程要件があるのだ。」


「もう一人の方を待たなくてもいいのですか?」


それは思っていた。

何でいないのに始めたんだろう。


「一つ目は関係ないからな、お主らだけの要件なのでな。」


「成る程、ありがとうございます。」


「儂の説明不足もあるからな、お互い様だ。では早速なんだが……」


そう言って出したのは今後三年間の日程表だった。

それに関しての細かい説明を受ける。


その時に最初の方に気になる文章があった。

そこには一時帰国と書いてある。


「この日は武闘大会の為の帰国ですよね。」


「うむ。そうだ聖女様、そろそろ決めてほしいのだが……」


「はい、そうですね……」


……僕の方を見てきた。

僕?何かあった……


「あっ!返事!」


「やはりか……」


「期限、いつまででしたっけ?」


「二ヶ月……前です。」


その時は丁度王女殿下の事で頭がいっぱいだった。

とゆうか言ってくれれば出したのに。


「あなたが考え事をするから話しかけないでと言ったんですよ?」


「……すいませんでした。」


「いいんですよ。さて、どうしますか?」


……出るとなるとセフィとキ…をする必要がある。

あんまりそれは使いたくないからここは辞退──


「まさか期限が過ぎているのに辞退するとか言わないですよね?」


「……わかりました、出ます。」


「とゆう事で出るそうです。」


辞退するなんて思ってすいませんでした……

三年後か……覚悟しておこう。


日程の確認が終わると同時にドアからノックの音がした。

そこには


「失礼しますお父様。何か御用でしょうか?」


──王女殿下がいた。

だがしかし外見が違う。


特に髪型が螺旋階段状だったのに今ではロングヘアーになっている。

立ち振る舞いと喋り方も全然違っていて驚いた。


「……ルナ、随分変わったな。」


「変わっていませんよ、昔に戻っただけです。」


昔?昔の王女殿下ってそんな感じなの?

そう言ってから僕の方に向いて喋りだす。


「スランさん、少し前までご迷惑をおかけしてすいませんでした。」


「いえ、別に気にしてないので……」


そう言うと少し王女殿下が微笑んだ後僕に近づきこう言った。


「私、狙った獲物は逃がさないと決めていますので。」


ん?どうゆう事だ?

僕を護衛の騎士にしたいって事かな?

……行く気は無いけど。


そう思ってセフィの方を向くと目が笑ってなかった。

王女殿下と目を合わせてるが顔だけが笑顔だ。

え……どうゆう事?


「……そろそろいいか、話を進めても。」


「すいません、少し驚いていまして。」


「もしかして……公務ですか?」


そう王女殿下が言うと陛下がゆっくりと頷いた。

……嫌な予感が


「今回“ルナと聖女様”に行ってもらうのはカコラ帝国だ。」


……は?

何言ってんの?

冗談はよして──


ガツンッ‼︎


僕の頭にそうゆう衝撃がきた。

そちらを見るとルナミスがいる。


「あんたね…嫌なのは分かるけど魔力を解放しないでくれる?私でもキツイんだから。」


……あ。

魔力がいつの間にか出ていた。


「すいません、ついカッとなってしまってつい……」


「……あぁ、大丈夫だ。一応説明をしておこう。」


とゆう事で説明が始まった。

先代、陛下の父親はカコラ帝国に救済してもらったらしい。


その時に千周年の時には王女殿下と聖女様を連れてきてほしいと言ったのだとか。

先代はこれに了承、その為行かなければならないとなったらしい。


「……さて、賛否を聞こう。」


「絶対に反対です。」


だってデップリンと繋がってたのはカコラ帝国だって調べがついてるのだ。

そんな奴らの本拠地に行く必要性がない。

そう言ったが行かなければならないらしいので渋々了承した。


「……護衛は最小人数で行きましょう。」


「?、なんでだ?」


「少ない方が逃げやすいので。」


「……分かった、協議に出しておく。」


そう言って解散した。

はぁ……行きたくない……

KHRBよろしくお願いします。

大抵聖女様が他国に行くからマンネリ化するんだよなぁ……

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