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槍と解除方法

果たして、その方法とは!

僕の婚約者である人の名前がわかった日から五日程経った今日、今はセフィが神託を受けている。

僕は相変わらずセフィの後ろで神託が終わるのを待っている途中だ。

あれから王女様と話してく中で王女様の性格がなんとなくわかった気がする。


まず一つ目は典型的な貴族の考えを持っているとゆうこと。

使用人に対しての接し方、特に平民に対しての接し方から見るとそれが顕著に現れる。

使用人に対して無理難題を言って出来ない様を楽しんでいるかの様に僕は見えた。


二つ目は男を侍らせたいのか知らないが貴族の嫡男を侍らせている。

嫡男がそれでいいのかと思うが家がそうゆう方針なら仕方がない。


出来れば関わりたく無いのだが王女様がこちらに向かってくるので睨まれるのは諦めた。

これから絶対に関わってくる人達だからあまり悪い印象は与えたくないのでやめて欲しい。


三つ目、これで最後なのだがこれはまだ確証がない。

それは…王女様が愛を求めているのではないかとゆうことだ。


王女殿下の話によると生まれた日に殿下のお母さんが死んでしまったらしい。

皇太子様や陛下は仕事で忙しく話してくれる時間が無くて一人でいる時間が多かったのだとか。


ここまで聞いて僕はこの仮説にたどり着いた。

仮説の域からは出ないが少なくとも他者から何かを求めてることには違いないだろう。

そう思考してるとセフィが動き始めた。


「…終わりました。」


「お疲れ様、どうだった?」


そう聞くがセフィは無言で答えた。

顔をよく見ると赤面していている。


「…部屋で話す?」


「…ルンちゃんも呼んでおいてください。」


そう言って教会から出るセフィを僕は追いかけた。

すぐ近くの訓練場にいたルナミスを呼んでセフィの部屋に戻る。

部屋に戻るとメイもいたので四人で神託内容について聞いた。


「それでセフィ、今回呼んだってことは結構重要な事でしょ?」


「そうですね、皆さんに伝えておいた方がトラブルがなくなると思ったので。」


「…どんな内容?」


「今回の神託は私にかかっている呪いの新情報でしょうか。」


情報は先週に貰ったばかりだから伝え忘れとかだろうか?

新たに発見したとゆうことは無いだろう、その場で呪いについて解析したらしいからな。


「内容は一時的な呪いの解除方法です。」


「一時的な解除方法?」


「…本当?」


「はい、コール様が言い忘れていたそうなのですがこの呪いは呪いにかかってる者に…その…」


セフィが少し頰を赤らめて視線をずらした。

…もしかして言いにくい解除方法なのかもしれないな。

そう思っていたらルナミスが容赦なくセフィに質問をぶつけた。


「え?セフィが誰にどうするの?」


「その…呪いの対象者と…キ…キ…キ…やっぱ無理ですっ!」


「セフィと僕がキのつくことをする…あぁあれね。」


多分セフィに押し倒された時にされたあれだろう。

他にもあるかもしれないけどね。


「あれね、それで一時的って言ってたけどどれくらい解除出来るの?」


「確か…次は半年程と言っていた気がします。」


「…短くなる?」


「短くなると聞いています。次は三ヶ月、その次は一月半の様に段々と1/2倍間隔になるそうです。」


つまりし過ぎてしまうと効果がなくなるって事か。

もし戦争があったとしたらこれで機動力をあげよう。

まあ聖女に戦争挑む奴なんていないだろうし平気かな。


「とゆう事で皆さん、私とスランがしたらそうゆう事ですので。覚えておいてください。」


「…了解。」


「セフィ、精々メイみたいに襲わない様にね。」


「…抗議、あれは奴隷としての務めを果たそうとしただけ。」


「それはわかるけどせめて求められてからにしたら?」


「…むっ!」


…そう、実はメイを買った日の夜に僕は夜這をされかけた事がある。

その時はまだセフィが呪いに掛かってない時でその日の護衛担当は丁度ルナミスだった。


僕が寝てた時に忍び寄り拒絶されない様に一気にするつもりだったらしいが…甘いな。

誰かは分からなかったが忍び寄られているのは感じていた。

飛び掛かる所で簡単に回避したからね、貞操は守ったよ。


それからたまに二人は喧嘩を始める様になった。

しかし普段は仲がいい、二人で外に出かける程には。


そういえばこっちに来てから友達が出来てないな。

僕の所属はちょっと特殊だから仕方ないけどさぁ…

ソーダルト、元気にしてるかな?













「ふぅ…ここまでくれば大丈夫か。」


そう言って何者かが鎧を着始める。

大きさはその者の体格に似合わず小さい。

色は漆黒で魔力を帯びている事から世界最高硬度を誇るメテノンとわかる。


しかしそれは一個人が買える様なものではなく肩には()()()()()()()()が刻まれている。

気付けばその者は女性の様な小さな体つきになっていた。


「…全く、兄様は何がしたいのかわからないの。」


そう言って姿が変わったその者は王城へと入っていく。

その者は訓練場に真っ直ぐ行くと兵士達が歓迎してくれる素振りを見せる。


「お疲れ様です!チーズ団長!」


「お疲れの、私に構わず訓練をするの。」


その者、否その少女がそう言って兵士達は訓練に戻るのであった。

KHRBお願いします。


衝撃的な解除方法と謎の人物が出てきました。

こいつは誰なのかは…まぁすぐにわかります。


そういえばpvが一番多い日に300いってる事に気がついたんですよね。

(気付いたのは10/27であった。)

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