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槍と火山

残り十三話!

エントリーナンバー二 ただひたすらに熱い。


二作目を投稿はした。

けどね、検索除外してるんだ。

それでね、タイトルをふざけたのにしちゃった……

(๑>◡<๑)許してね‼︎

次の日


僕達は四方の洞窟の西の方に来ていた。

東西南北とクリアしていく決まりらしいので簡単なダンジョンなのだろう。


とゆうか元々四方の洞窟は難しくないダンジョンだ。

この前のダンジョンの様に最後のボス戦が遊びになっているらしい。


前回は聖女様が事前情報無しでやりたいと言ってそうしていたがあんな事があった以上全て調べる様にした。

でもここで予想外の事が起きる。


西以降の情報が全くなかったのだ。

かろうじてこの後の属性は火、水、風の順でくる事がわかったくらいだった。


「…火!」


「元気だな、メイ。何か楽しみな事でもあるのか?」


「…武器!」


「武器が絶対に出るとは限らないわよ?」


どうやらメイは武器が楽しみらしい。

確かにメイの双斧は同じ片手斧二つで代用していて楽しみなんだろう。

流石に双斧は普通に売ってる訳がなかった。


「それにしても暑いですね…スラン、涼しく出来ませんか?」


「出来ますけど…近くないですか?」


なぜかセフィリア様が昨日から距離感が近い。

セフィリア様は僕の手を両手でそっと触ってくる。


嫌ではないけどずっとペタペタと触ってくるのでちょっと恥ずかしい。

しかも離れようとすると子犬の顔みたいになるから離れにくいし…。


昨日の帰りにちょっといつもと違うと思ってたけどあのダンジョンの水で何かされた?

そんな事考えながら冷風魔法を使う。


「ありがとうございます、あぁ涼しい。」


「…いつもよりピカピカ積極的。」


「スラン、あんた昨日セフィに何かした?」


「してないよ!」


「そうです、私は好きにスランにくっついてるだけですよ。」


そう言って更にくっついてくる。

そろそろダンジョンに入るからやめてほしいと頼んだら渋々僕から少し離れた。


しかし前と比べると近いのでやりにくさはある。

ダンジョンに入ると外の暑さが涼しく感じる程暑かった。

さっきからずっとしていた冷風魔法を全員にかけて出力をあげる。


「皆これくらいで平気?」


「私は平気です。」


「…」


「私だけちょっとあげてほしいんだけど。」


「いいよ、ほい。」


ルンちゃんにかかっている冷風魔法の出力を更にあげた。

多分だけど鎧は熱を吸収するからきつかったのだろう。


暫く歩くとレッドゴブリンが出てきた。

レッドゴブリンは肌が赤い5、6歳程度の身長をしたゴブリンだ。


魔法を使うには使うが脅威とゆうレベルの魔法を撃ってくるのはごく一部だけ。

普通に対処すれば特に問題はない。


さっさと処理して先に進む。

何回か階層を降りると宝箱を発見して、宝箱の中身は位置発信機が何個か入っていた


「位置発信機は皆で持ちましょうか。」


「これで少しは楽になるかもしれないわね。」


「…ピコン!」


「楽しそうで何よりだよ、メイ。」


その後特に何もなく暑いだけのダンジョンだった。

もし冷風魔法がなかったら途中で倒れていたと思う。


最後のボス部屋に入ると赤い鳥が佇んでいた。

流石にあんなのは最初だけかと思って戦闘準備をしていると赤い鳥が喋り始める。


「こんにちは、今日は我がステージ、リズムの天才にようこそ。」


…もしかしてこの先全部こんな感じなんだろうか。

話を聞く限り二種類のボタンをリズムよく叩くゲームらしい。

難易度も選べるらしく最高難易度をパーフェクトでクリアすると景品が貰えると言っていた。


「…私、やる!」


「平気か?僕が最終的にやるからやらなくても…」


「…やる!」


それでも頑なにやると言ったのでやらせることにする。

難易度マックスを選び始まると物凄い勢いで何かが流れてきた。


多分二つのボタンに対応するのなんだろうが早すぎる。

それでもメイは頑張っていきクリアラインまでは到達したがパーフェクトとはいかなかった。


「…」


とても言葉では言い表せない程絶望していた、どれだけ欲しかったのか見当がつかない。

次は僕がやって安全に終了したかったがセフィリア様がやりたいと言ってきた。


一番レベルが低いのならと許可を出してセフィリア様が嬉しそうに始める。

速度は全然遅くてパーフェクトは余裕だと思うだろ?

まさかあんなにもセフィリア様がリズム感皆無だとは知らなかった。


ルンちゃんも知らなかったらしく驚いている。

それでセフィリア様が謎の空間に囚われてしまう。


「なんであれで失敗するの!どこに失敗する要素があったの!」


「別に普通に押してましたよ?」


「遅いのよ!見てから押してるじゃない!とゆうかセフィは…」


こんな感じでルンちゃんが叱ってる間に僕が最高難易度をパーフェクトでクリアした。

これはウインドスピードを使わなくてもギリギリ出来たので安心する。


確かに早かったけど出来ない程早くは無い。

ウインドスピードはなるべく残しておきたいからこれは嬉しい誤算だった。

セフィリア様は解放されメイの手には双斧が置いてある。


「クリアおめでとう、よく出来たね。僕からはこれくらいしかあげられないから勘弁してね?」


そう言われて僕達は外に出た。

メイは双斧が手に入って喜んでおりピョコピョコとジャンプしていた。


ルンちゃんはセフィリア様を担いでいてセフィリア様はどこか様子が変に見える。

取り敢えず今度は南の方に行くのでさっさと馬車に乗り込み目的地に向かっていった。

KHRBお願いします。


鳥太郎君 いい鳥


二作目はこの作品自体が終わるまで公開しない。

もし君が最後まで読んでくれる猛者ならば……読んでくれる事を願っている。

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