槍と槍 中編
すいません、調子に乗りました。
まさかの中編、一回くらいタイトル変えようかなと思ったくらい。
残り十六話!
「ごめん!完全に忘れてた。」
あの時はイライラしていてこの子の事を完全に忘れていた。
1/10位しか出してなかったけどこの子には大きすぎたか…
「…後でピカピカ達に話す。」
「えっ?」
「…大切な人とか全部話す。」
「お願いします!それだけは!」
今思うとなんであんな事言ったんだろう…
勢いだけで大切な人とか…あぁ!恥ずかしい!
そんな事考えてるといつのまにか近くにあの子がいなくてもう城に入っていた。
急いで止めようとするがさっきウインドスピードを使ったのを忘れていて…
「ウインドスピード!ギャァ!」
使った瞬間に身体中が筋肉痛になった。
そのまま倒れて動けなくなる。
(忘れてた…まだ十分経ってないじゃん!)
倒れてた所を第六聖の人達が助けてくれて部屋まで運んでくれた。
ベッドの上に寝転がってると聖女様達が部屋に入ってくる。
「失礼します…どうしたんですか?こんな短時間で。」
「あはは…ちょっと身体強化の待機時間間違えちゃって。」
「まだ一時間も経ってないのに使えるとでも思ったの?」
「えっ、三十分あれば使えるでしょ?」
ルンちゃんとあの子がそれを聞いたら物凄く驚いていた。
聖女様は二人と違って普通に聞いてくる。
「ルンちゃんと違って三十分でいいんですか?」
「最初からじゃないけど訓練すれば出来ますね。」
「成る程…因みにどんな訓練を?」
「身体強化で筋肉痛が起きなくなるまでですね。」
「何やってんの!そんなことしたら最悪死ぬわよ!」
急に話に入ってきたルンちゃんが驚く事を言ってきた。
どうやら最悪死ぬらしい。
「過去に何人もの人がそのテーマについて研究してると思ってんの!」
「多分誰にでも出来ると思うけどなぁ…」
「一日二回以上筋肉痛になったら死ぬのよ!わかってる!」
確かに身体強化は死ぬ可能性はある。
でも正しく使えば何も問題はない。
「一年やっても効果出なかったからもう無理だって言われてるの!」
「普通に出来るけど?」
「それなら説明してみなさい。」
「まず最初の一月は普通に筋肉痛になるまで運動するでしょ。」
「まぁ…そこまではわかるわ。」
「そしたら痛みに耐えながら二月目は運動する。簡単でしょ?」
「運動!馬鹿じゃないの!どうしたらそんな発想思いつくの!」
「わからない?この感覚は運動したらいいな、って。」
「…馬鹿?」
二人に馬鹿と呼ばれてしまった。
なんとか挽回せねば!
「でもそれで成功してるしやり方的にはあってるよ。」
「…それは認めるわ、流石に目の前で成功例があるしね。」
「…」
コクコクと頷くあの子。
あれ?そういえば何か忘れてる様な…
「…そういえばあんたなんで身体強化なんて使ったの?」
「確かに、なんで倒れてたんですか?」
「…知ってる。」
そう言って話し始めるこの子。
体が動かないのでそのまま聞く事になる。
そう…あの恥ずかしい言動などを聞かせられ、尚且つ耳が塞げないとゆう拷問の様な時間だった。
「あんた…殴ったの?」
「だって目の前に護衛対象に危害を与える奴がいて更に犯行内容教えてきたら…ねぇ?」
「そう言われるとあんたの行動は分からなくもないけど…」
「でもスランは私を危険から守ったんですよね?」
「そうなりますね、殴らない様にはしてたんだけどなぁ…」
「まぁ大丈夫でしょう、護衛は私の為なら多少の迷惑行為は許されるので気にしないでいいですよ。」
「えっ、そうなの!」
「なんでお前が知ってないの?」
「あまり言わない方向でやってますので、勿論犯罪はダメですよ?」
「それは言われなくても分かってるわよセフィ、セフィを危険になりそうなら殴ってもいいんでしょ?」
「はい、私が危険だと思ったら誰でも殴れますね。」
それを聞くと聖女協定は凄いなと思ってしまう。
みんな!聖女協定って話したっけ?まぁ話すんだけど!
皆のアイドルコールちゃんだよ!今日も元気に授業、はっじまるっよー!
聖女協定は初代聖女のマリアちゃんがこの大陸とその付近の国に対して結んだ協定なんだ!
加入国はソードベル、マルマー、イレイサ、ゴーラーダ、アイン、カコラだね!
あんなにカコラは危ないと言いつつカコラも入ってるんだよ!
因みにアインは別大陸に住むドワーフ達の国ね!
内容は結構あるんだけど何個か抜粋して言うよ!
1! 加入国は聖女の入国を拒まない!
2! もし聖女に危害を加えたら加入国から外す!
3! 聖女に危険が少しでもあると思ったら先制防衛してもいい!
4! 加盟国の国民の六割以上が重度の怪我をしたら聖女が治す!
5! 但し戦争で怪我をした場合は一切関与しない!
これくらいだね!最後のは聖女は一切戦争に関わりませんってゆう事!
じゃっ!今日はここまで!まx
フィア、何してんの?
えっ…なんでここにいるの!
いやぁ、今日急に仕事無くなったからお前らの仕事を見学しようかなぁって思いながらきたんだけどまs
違うの!これは仕事で、
そうやって喋っても俺は好きだよ?
勘違いしないでよぉ!
時間を止めてっと、別に酔ってる時みたいだから好きなんだけどなぁ…
おっとそうだ、これを締めないとな。
もう俺出てこないかもしれないけどまたな!
「そういえばあんた…セフィを大切な人って言ったのよね。多分貴族に」
「聞かないでくれ…今考えると恥ずかしくなる。」
「でもそうゆうのにセフィ憧れてるのよね?」
「それは昔の話です、今は何とも思いません。」
そう言って顔を少し赤らめる聖女様。
そして、今全員思った事を言おう。
説得力がない、と
KHRBよろしくお願いします。
コール様がフィア?後謎の男は一体…
多分だけどあいつは最終回まで出番なし。