槍と箱庭
千文字くらいエラーで消えた…まじで萎える。
残り十八話!
次の日僕達はダンジョンに来ていた。
今回の目的はクリアするのではなくこの子の訓練をさせるためだ。
因みにこの子が使ってる武器は珍しい双斧、持てなくはないけど戦えるのは凄いと思った。
…なんで名前が決まってないの、だって?
勿論昨日考えたさ、でもこの子が僕が考えたの以外ヤダって言ったから決まってない。
他にも聖女様の事をピカピカ、ルンちゃんの事をフワフワと呼び始めた。
聖女様がピカピカなのはわかるけどフワフワの意味がわからない。
今は僕等がどんな魔物でも対応できる10層まで来てる。
「スラン、そっちは大丈夫!」
「なんとか、平気。この子が結構動けるからね。」
そう言いながら目の前にいる猿を倒す。
その奥で両手に二つ持っている斧でなぎ倒していた。
僕が見てる限りたまに猿の挙動が鈍くなっていると思う。
オークションの時に言っていた姫と何か関係があるかもしれない。
猿達が逃げ始めたのでこの子が俺の所に来た。
…実はもう一つ問題があって、
「…ご主人様、倒した。」
僕の事をご主人様と呼んでくるんだよなぁ…
ちょっと恥ずかしいからやめてほしいけど全く聞いてくれないので諦めてる。
「どうだった、あの猿達は。」
「…まだ平気、かも。」
「どうする、もう少し上がる?」
「セフィが敵と戦闘する危険性が減ったからいけると思うけど…セフィいける?」
「私は平気ですよ、特に疲れてる訳ではないので。」
聖女様が平気そうなので上に上がる。
1層程度では変わらないので13層まで一気に上がった。
それでもまだこの子は余裕のある動きで敵を倒していく。
「セフィリアさん、まだ疲れてない…でいいですよね?」
「…まぁそうですね、魔力もまだ全然使ってないので。」
不満そうに答える聖女様、許してくださいまだタメ口で話せるような度胸はありません…
取り敢えず確認はした、後はルンちゃんに聞こう。
「なぁ、これ多分20まで行けそうなんだけど…どうする?」
「護衛としては賛成しないけど個人の意見では賛成、多分余裕じゃない?」
「だろうね、行っちゃう?三回目は面倒だし。」
「でも私達全然準備してないけど安全に行けるかしら?」
「そこら辺は大丈夫、もう準備してあるから。」
そう言いながら母さんの形見の空間拡張型魔法袋を見せた。
この袋とにかくなんでも入り、例を挙げると一般民家一つ程度余裕で入る。
「その袋どんな魔法式になってるか気になるんだけど…」
「なんか凄いことになってたな、母さんが作ってた時は。」
そうやって話してたら20層に上がっていた。
丁寧に扉に20と書いてあるから間違いないだろう。
ここの部屋にはビックモンキー、サンダーモンキー、マウンテンモンキーがいる。
ビックモンキーはデカイ猿、サンダーモンキーは雷魔法を使う。
マウンテンモンキーは殴る時に水飛沫が飛ぶらしい。
後何故かネズミもいるが特に問題はないと思う。
この事は事前に教えてるので部屋に入っていく。
部屋に入ると三匹が並んでこちらを見ていた。
僕は全員に作戦を伝える。
「ルナミスはここで聖女様を守れ、聖女様は回復の準備を。」
「わかってる、私攻め苦手だからね。」
「あまり怪我しないでくださいね?」
「わかりました、お前はあの黄色い猿を抑えてくれ。残りは僕が相手するから。」
「…ん」
全員に動きの指示を出したのでウインドスピード使い近づいていく。
僕に二匹の注意を逸らす為に魔法で意識を向かせる。
「ウインド!」
魔法を唱えると地面に転がっていた砂や小石がビックとマウンテンにぶつかる。
二匹はそれで注意が僕に向かいこちらに走ってきた。
まずマウンテンモンキーがこちらに目掛けて殴りそれを軽く避ける。
避けた時に槍で貫こうとしたが水飛沫が邪魔で追撃が出来なかった。
避けた先に今度はビックモンキーがいて横から殴ってくる。
それを見て槍の石突の方で攻撃を受けて回転しビックモンキーに反撃した。
自分の力が乗った攻撃はいとも容易く毛皮を貫き絶命させる。
マウンテンモンキーの方を見るともう攻撃準備をしていた。
危ないと思い避けようとするが何かが足に纏わりついて動けない。
足元を見るとそこには…
「チュチュ!」
…ネズミが居た。
誰だネズミは問題ないと言った奴、全然問題あるじゃん!
(ヤバっ、当たる!)
もう攻撃を始めたマウンテンモンキーに対して一か八か魔法を使う。
「ハリケーン!」
そう宣言すると辺りが肉体を切り裂く猛烈な風に変わった。
その風は目の前の猿や足に居たネズミを切り裂いた後無くなる。
一旦戦闘が終わったので一息つく。
(そう言えばネズミを一匹しか見てない…まさか!)
あの子の方にいるのではと思い振り返ると、
「…行け!」
「「「「「「「「「「チュチュ!」」」」」」」」」」
「GYAaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!」
ネズミに食われてる猿とそのネズミに指示を出してるあの子がいた。
ちょっと猿に同情してしまうのは何故だろう?
やがて食い殺されたのかネズミが消えて無くなる。
ネズミが消えるとすぐさまこちらに走ってきた。
「…勝った、褒めて。」
「…よくやったな。」
頭を撫でてると後ろから聖女様達がきたタイミングで宝箱が出現した。
色は灰色に近い銀色であまり見た事が無い色だ。
取り敢えず落ちていた石を宝箱に投げて安全を確認する。
「お疲れ様、最後危なかったわね。」
「あれは本当に焦ったよ、まさか足にネズミがいるなんて…」
「二人共、怪我してませんよね?」
「僕はしてないよ、お前は?」
「…無傷。」
全員無傷な事を確認して宝箱に近づく。
目の前まで来て宝箱の蓋に手をかける。
すると中から…
KHRBお願いします。
そういえばまだ二日しか経ってないんだよね。
…なんで名前被ったらセーブできないんだあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
(皆も書く時が来たら気を付けようね!by皆のアイドルコールちゃん!)