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槍と結託

夏休み初日に書いてます。

受験だからあまり無茶が出来ないけど出来そうなら更新を増やしていくつもり。

(これ投稿された日はもうすぐで学校だろうな…)

明後日


今は馬車に乗って港町のチパジに向かっている途中だ。

聖女様の料理を作ったり護衛をしてたらいつのまにか経っていた。


ルンちゃんと交代交代で馬車を引いていて今は休憩中。

なのでこの前買った『シアラ大陸の国々』でゴーラーダ王国の事を調べている。


ゴーラーダ王国


世界唯一のダンジョンがこの国には沢山ある。

その数派生を含めて約五千を超える量だ。


有名なダンジョンは数多くありそれで有名になった者は数え切れない。

一番有名なダンジョンだと猿の箱庭とゆうダンジョンだ。


他にはこの国は世界中のブランドが集まっており文化が発展して、

奴隷文化が唯一残っている国。

国外に出る時は奴隷の効力は失われる。


猿の箱庭とは


猿!猿!猿! 猿しかいないダンジョンで見た目はガラス張りの塔だ。


今このダンジョンで突破されているのは36階まで突破された。

合計はまだわからないが過去の記録で150階まである事が確認されている。

そこにはエンペラー・デスゴリラとゆう名の猿がいたらしい。


ふぅこれくらいかな、他はそんなに関係ないし。

猿の箱庭か…僕だったらどこまで行けるだろうか?


「何を見てるのですか?」


「あっ聖女様、今はゴーラーダ王国の事について調べてたんです。」


「どんなのが載ってるの?」


馬車の前についている窓からルンちゃんが覗きながら聞いてきた。


「例えば色々な文化が集まってるとか。」


「へぇ、例えば服とかいいのがあるのかしら?」


「あるけど?」


当然じゃないか、有名ブランドは大抵あそこが本拠地だ。


「何で知ってんの?」


「大体のブランド店はゴーラーダ王国から出てるけど?」


「そうなの!」


「常識だけど?」


「しょうがないでしょ!私は勉強する時間が取れなかったんだから!」


確かにそれはあるだろうが…


「一つくらいなら皆知ってると思うけど?」


「…何を根拠に言ってるのよ。」


「シアラ大陸のある国で料理の道を極めようとしたとして、」


「うん。」


「ゴーラーダ王国は料理道具がある物を除いて一番質が良い物を作るわけで、」


「てことは?」


「出張店に行けばどこの国で出来たか店員が言ってくるから知れるわけ。」


「そしたら買ってない人は知らないじゃん!」


「買った人がここの魔力鍋が凄いって近所に話したら周りの人達も知れる筈だし、」


「だし?」


「海を挟んでいるとはいえ近隣の国なんだからこれくらいは知らないと。」


そういうとルンちゃんが同士を探すように聖女様に話しかけた。


「セフィも知らなかったよね!」


「知ってましたけど?」


勿論知っているかの様に聖女様が答える。


「知ってるの…セフィ?」


「まぁ聖女になった以上他国の情報はある程度把握していないといけませんので。」


「えぇ!いつ勉強してたの!」


「確か…ルンちゃんが訓練をしている時に勉強してましたね。」


そう言うとルンちゃんが勿論反論してきた。


「ルンちゃんって呼ばないでって何回言ったらわかるの!」


「それじゃ私達はどうやって呼べば良いんですか?」


「ルナミスでいいじゃない!」


「それだと私達の仲の良さが外向きになくなりますよ。」


そう、今代の聖女と同性の護衛騎士は幼馴染だとゆうのが一般的に知られている。

なので急に呼び方が変われば不仲なったと思われる可能性が疑われるかもしれない。

何より…


「しかも今呼び方を変えれば私達がスランに恋をしているとか言われますけど…」


「そんなに飛躍するの!」


「貴族なんて弱みを握って私を有効活用したい人が大半ですから、そうなると思いますけど?」


聖女様は少しいや嫌そうな顔をしながら俯いた。

しょうがない、小さな時から色々とされたから貴族に対して良い感情はないだろうし。

状況的にも今変えたらそうゆう事だと大人なら誰でもわかる。


「…あっ、そうだ。」


「どうしました?」


「何か思いついたの?」


「外向きでは今まで通りよんで普段は違う呼び方をすれば良いのでは?」


「それでボロが出たらどうします?」


聖女様がしっかりとした意見で質問してくる。

勿論その質問は想定内だ。


「それは…」


そう言いながらルンちゃんの方を見る。


「なるほど、ルンちゃんが妥協すればこんな事しなくて済むとゆうわけですね!」


何故見当違いの事を聖女様が言ったか、それは理由がある。

それは元々聖女様と僕がグルだったからだ。


昨日、聖女様になんとかいつでも気軽にルンちゃんと呼べる様にしたいとゆう相談が来た。

それで僕は明日ルンちゃんを嵌めて公認させようとゆう意見を出して今に至る。

とゆうわけだ。


「あっ!あんた最初からセフィと結託してたの!」


「どうゆう事かな?」


「くっ、しらばっくれるつもりね…」


「私の事を考えてくれるなら…」


そうして少しづつ追い詰めていき最終的にルンちゃん呼びを許可してくれた。

但し僕にはくれなかった、残念。


そうして話している内に港町チパジが見えてきた。

チパジは首都の二分の一程度の面積を誇るこの国で二番目に大きい街だ。


門が近づいてくると街の人達が歓迎してくれてるのがわかる。

歓迎をされた後領主館に行き領主と会いに行った。


「お初にお目にかかります聖女様、この街の領主を勤めるガロット・ゴロ・イレイサと申す。」


「こちらこそ初めまして、セフィリア・イレイサです。」


二人は挨拶を交わし船が二時間程で出航するという事らしい。

まだ昼食をとっていなかったので領主館で食べた。


一応僕監修の元作ってもらったんだけどそれでも美味しく仕上がっている

やはり本職の人は凄いなと思わされてしまう。

食事を取った後少し休憩すると丁度良い時間になったので港へ向かった。

まぁスラン君の料理の腕前はプロ並なんですけどね。

KHRBお願いします。

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